予想屋ダービーマッチ 03秋
Genuの予想

◎タップダンスシチーの前走はスタミナの鍛錬の凄さと持続力の高さ。
この2点をまざまざと見せつけられたレースだった。
不良馬場の恩恵はあったにせよ、自分でレースを作って押し切る競馬、
これまでの一流馬が目指して断念していた様な、前から勝ちきる競馬を身に付けたのは
例えそれがスタミナと持続力での押し切りとは言え、凄いの一言。
つまりそれだけ今の競馬は原則マークして差す方が勝ちやすいし、
目標にされるのは単純に厳しいと言う事でもある。
今回も前に行ってのスタミナ勝負、残り1000辺りからペースアップしての
持続力勝負に持って行くのは当然の向きだろう。
あとはクリスエスに差されない様な持続力勝負。
つまり、それだけペースアップして切れる脚を根こそぎ封じる様な展開に持ち込めば
チャンスは十分にあるし、それが出来るのは去年でも証明済み。
こと連軸と言う発想ではこの馬が中心になるのだろう。


相手も○シンボリクリスエス。
前走は馬場に殺された部分も大きかったが、それ以前に前を行かしすぎただけの話。
まぁ今回も降雪明けの馬場で多少なりとも時計が掛かってきそうなのも事実だが、
それでも前回ほど酷い馬場では無さそうだし、大丈夫だと思う。
そもそも前走の馬体の完成度は一言で「凄かった」し、他馬とは一枚違っていた。
血統的にはこちらも府中の2400よりは中山の2500。
パワー勝負向きの馬でもあって、良馬場で行う今回は完全に言い訳出来ないレース。
タップダンスをマークして早めに抜け出す競馬というのは確かに厳しいが、
去年からの成長度を考えると今ならその競馬は出来るはず。
ラストランでこの馬に求める展開はそれだけだ。今更瞬発力に頼った差す競馬、
いわゆる「勝つための」競馬はして欲しくないと言うのが個人的な本音。

あとは▲ゼンノロブロイの切れを評価したい。
これも同厩のクリスエスと同様、切れという意味での才能は秀でている。
ここ数年の有馬で差してくる馬はよっぽどの切れを持っている事が条件で、
マンハッタンカフェや去年のクリスエスの様に、世代トップクラスの切れを持てば
十分割って入る事は可能だと言う事も証明されている。
ここは上位2頭は確かに強いが、クリスエスが勝ちに行って逆に失速する時には
この馬が替わりに差してくると言うシーンも想像しておきたい。
他だと3歳馬△リンカーンが叩き3走目で一変する状況と、
相当の持続力勝負になった時には突っ込んでくる×ツルマルボーイを警戒する程度。
ここは3連複で押さえと思っておけば良いだろう。

馬複 6-12 6500
3連複 2-6-12 1500
      3-6-12 1000
      1-6-12 1000
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