スプリンターズＳ

調教評価をしていて気になったのはビリーヴの６点。
マスコミ各紙はラストランになるこの馬で仕方なし、と言った感じだが．．．．
私は決して万全ではないと思う。
確かに実績を見ると文句無いもので前走時より２キロ軽くなるのも好材料。
後は直線の坂がどうでるか．．．
この秋の中山は開幕しても重い芝で時計が出ていない。
重い芝、直線の坂、この馬にとってはこの２点は結構大きな障害になるに違いない。

中山の芝は結構内を通る馬が伸びている。
このことも考えるとテンシノキセキでも十分勝ち負けになるだろう。

調教ではすばらしい伸びを披露した。
好位のインでじっと我慢できれば勝機は訪れる。
フジキセキ産駒でＧ１では厳しいかもしれない感じだが
そこは母父ミスタープロスペクターのスケールの大きさでカヴァーしてしまう可能性もある。
中山にも実績があるのは非常に心強い。

対抗はアドマイヤマックス。
元々この馬は短距離向きだと思っていた。
坂路の時計がそれを物語っているが、前走は初めての１２００でとまどっていた。
２走目となる今回は稽古量も違うし鞍上に武を配して上積み十分。
ビリーヴが坂でもがく隙をついて差し込む。

デュランダルはここにはいるとちょっと荷が重いような感じがするが、
展開は確実にこの馬向き。
馬群を裁ければ上位入線も夢ではない。
ただ人気もありそうで、押さえ程度でよいだろう。

以上４頭でほぼ決まると思われる。

穴人気のレディブロンドは鞍上が柴田に。
勝ってきた相手と今回の相手は数段違う。
時計でも８秒を切ってくるこのメンバーでは．．．．
イルバチオも状態は悪くない。いや、絶好調と言っても良い。
ロイヤルアカデミーにマナード残念ながらＧ１でどうこう言える血統ではないだろう。
アグネスソニックは完全に調子落ち。
イシノグレイス、ゴッドオブチャンスは調教動いているが展開的に厳しい。
ハッピーパスが一番不気味だがここ一番で甘い血統でもれなくここでも甘さが出る。

結論
◎テンシノキセキ
○アドマイヤマックス
▲ビリーヴ
△デュランダル


馬単
１−１３
１−１１
１−８
１１−１
１３−１
各２０００