予想屋ダービーマッチ 03秋
くおーれの予想

<ジャパンカップダート>
◎アドマイヤドン
○ネームヴァリュー
▲スターキングマン
×リージェントブラフ
△サイレントディール
☆シロキタゴッドラン
☆フリートストリートダンサー

馬券
馬単 ◎→○〜△へ流しで各2200G
馬単 ◎→☆へ各600G

まず今年のダートのレベルから見て、3歳のレベルを考えると
サイレントディール以外は今の古馬レベルから見ればかなり下だろう。
3歳勢は短距離ではまだ太刀打ちできるがここではと言った印象。
ジャパンダートダービー・ダービーグランプリ好走組が2頭いるが
今年の3歳ダートクラシックのレベルはお世辞にも高いと言えない。
それを念頭に置いて予想したいところだ。
また低気圧、更に季節はずれの台風性の降雨予想が出ており、
馬場状態が微妙。稍重〜重と見て予想する。

1.カネツフルーヴ
今回逃げるだろうが単騎逃げは望めない。その段階でアウト。

2.スマートボーイ
揉まれる展開が予想される。道悪は向くだろうが
このコース、距離で好走を望む方が無理な話だろう。軽視。

3.ノボトゥルー
2001年の同レース4着の実績はあるがここ数戦は短距離ばかり
使われており、いくら今の府中がスピード優先馬場、さらに不良馬場だったとしても
今回は一ケタ着順を疲労のが精一杯だろう。大人しくとちぎマロニエCに
回った方が良かったのではないだろうか?

4.リージェントブラフ
武蔵野Sの1600mは明らかに短く度外視。
馬力タイプなのは過去から見えているので極度の不良馬場になると心配だが、
馬力タイプがある程度通用する馬場だが追い込み一手が通用する馬場ベクトルではない。
それを考えると昨年2着の再現は難しいか。とはいえ実績上位で目は離せない。
連下には押さえる必要は最低限出てくる。

5.フリートストリートダンサー
母父がニジンスキーのミスタープロスペクター系であるようだ。
血統からはかなり日本向きの印象が強いようだが、
さすがに今回は日本勢が強く、重い印は与えられないが
連絡みの可能性は考えられ、穴で一考の存在ではある。

6.アドマイヤドン
フェブラリーS11着大敗はコース適性と2度の不利だろう。
復帰後はエルムSは相手の軽いところながら9馬身の大楽勝、
続く南部杯は不良馬場をもろともせず快勝、
JBCクラシックも不安していた大井の馬場を何ともせず。
完全に本格化した印象で今のダートならこの馬の負ける場面が考えにくい。
左回りは大の得意で、スタミナを多用しない府中2100mなら
距離への不安もなく、この秋4走目で上がり目が望めない点だけが唯一の不安か。
一気にパワー馬場になると不安が出るが重馬場までなら不動の軸。

7.スターキングマン
距離的にはマイラータイプだろうが、この距離への適性を見せたのが
JBCクラシックだった。ガーネットSは1200mながら3着の実績はあるため
スプリンタータイプと思われがちだが、
終い確実にいい脚を使い、なかなかしぶといところもある。
能力的にはアブクマポーロを3.4枚小さくしたタイプだろうか。
終いのキレは確実だし、1800mをこなせるのなら問題ない。
船橋・盛岡と軽いダートばかり得意にしているのが気になり、
JBCクラシックも1190mレコードが出るほどの軽めの馬場設定。
いまの府中の馬場ベクトルを考えるとスタミナ切れの可能性もある。
そのため、若干でも馬場は軽くなると見ての▲だが、
当日の馬場状態には十分注意しておきたい。

8.サイレントディール
武蔵野Sはこの馬の適性をよく見た競馬だった。
マイルを克服してきたのは同じ馬主の01年JCD勝ち馬クロフネと被る部分も大きいが、
姉トゥザヴィクトリー、ビーポジティヴ同様
砂を被った場合、先行出来なかった場合の不安がある。
今回は先行馬もそろいハイペース必至。
前回のようなマイペースで先行押し切りの競馬はできないのではないだろうか。
能力を見ての押さえは必要だが、少なくともマイルでは素質上位も中距離では?
という疑問は残る。

9.ハギノハイグレイド
白山大賞典・武蔵野Sと2着に突っ込んできた。
軽い馬場で走る印象があったが最近は重めのダートでも台頭してきた。
このあたりの距離、回りにも適性はあり人気にはなるだろうが軽視できない。
とはいえG1では足りず4.5着しても全く不思議ではない。
99年フェブラリーSで人気になったオースミジェットタイプの馬。

10、ネームヴァリュー
帝王賞は驚いた。何故これだけの能力を山内厩舎は出せなかったのだろうか(^^;
左回り・右回り問わず能力を出している。なおかつ軽い馬場、重馬場への適性は高い。
春に若干調子落ちで負けたり、JBCクラシックはスタートの失敗と展開不向きで
敗戦したが、大崩れしていないのが強み。
デムーロ騎手に乗り代わりがどう出るかだが、差し損ねて外に回さない限り
地方代表として恥ずかしい競馬はしないと信じたい。
左回りの方が向くようだし、先行逃げ切りは難しいが、好位からの
競馬は十分出来る。
極端な早い時計(2分8秒台より早くなる)にならなければ好勝負できる。
ベストは大井の2200m〜2600mだと思うが、スタミナ勝負になれば逆転まで。

11.グラスエイコウオー
さすがにここのところの成績を見るとG1では荷が重い印象。
時計の掛かる中山向きだと思うのだが。
府中コースでの実績はあるが・・・・・といったところ。

12.オウタヒア
UAEダービー4着などあるが、その後を見ると迷走がくっきり感じられる。
この成績では好走は苦しいように感じる。

13.ディーエスサンダー
この距離、馬場で巻き返しを狙いたいところである。
距離延長は向くが、G1相手に何処までやれるかと言われれば疑問。
人気が落ちてもブリリアントSの1000万同然の相手で辛勝したところを見ると
左回りでは若干不安がある。気性面からしても買いづらい。

14.ユートピア
逃げなくてはダメなのはNHKマイルC・JBCクラシックを見る限り明らか。
さほどテンに拘る鞍上・展開ではないし2100mは多少長い。
2歳から活躍していたために上積みにも疑問が感じられる。
人気になるのならばっさりと切ってしまいたい。
この馬はマイラータイプであると言い切ってしまいたいところだ。
ダービーグランプリを勝ってはいるが相手が軽かったのと
あっさり先手を奪えただけの話。

15.ビッグウルフ
小柄の馬体が今の府中コースに合うかどうか。
今年の3歳は前述からもさほど高レベルではない印象であり、
ダービーグランプリ3着馬ミツアキタービンこそJBCクラシックで好走したが
それを漸く交わした程度では、ここでは・・・の印象。左回りにも疑問がある。

16.シロキタゴッドラン
最近の成績に目立ったところはないが、
この2100mをブリリアントSで経験して、最後までディーエスサンダーを
苦しめた粘りは評価出来る。家賃は高いが狙ってみたい。

本命はやはりアドマイヤドン。南部杯・JBCを見る限り
ここでは負けるわけがないと言ってしまってもいいだろう。
馬場は2001年当時よりは重いがそれでもスピード優先馬場ベクトルに
なりつつあるのはこの馬にとって大きなゲインになりそうだ。
苦手と思われた大井コースを克服したのも好印象。

対抗には船橋のネームヴァリューを。
デムーロ騎手でどうなるかが未知数だが(佐藤隆に騎乗していただきたかった)
復帰緒戦の東京記念(南関G2・2400m)を相手は軽かったとはいえ
ほとんど馬なりで7馬身ぶっちぎり、時計も今の大井2400mを
考えれば破格の2.33.7。(軽い馬場設定だったとはいえ)
地方馬というフィルターで人気は若干下がりそうで
それならば狙ってみたい1頭だ。56kg以上になると苦しいところがあるが55kgで乗れるのもプラスだ。

スターキングマンはコース適性を考えると3番手評価には必要。
前走JBCクラシックを2着に粘ったのは成長著しいところが見受けられる。
左回りになって2着候補は十分だ。

以下、印の通りに。
☆は大穴で狙ってみたい。
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