予想屋ダービーマッチ 11秋
くおーれの予想

天候としては金曜日夕方の時点では芝はやや重。土曜日雨予報→日曜日晴れ予報ということもあり、土曜日は道悪競馬も日曜日は若干湿った良〜やや重くらいまでは回復しそう。先週2歳未勝利芝1600m、・3歳上1600万下芝2000mでそれぞれ1分33秒4、1分56秒8のレコードが出、比較的スローで流れた京都大賞典でも2分24秒1と速い決着。日曜日の2歳未勝利芝2000mと秋華賞と同じ条件でも2分01秒6とこれも昨年は重馬場とはいえ回復基調の馬場なので実質やや重と見るが1秒3速く、エイシンフラッシュが勝った2009年と比較しても0秒6速い。

1分58秒前半の対応力は必須で、早々に馬場が回復するようなら1分58秒を切る可能性もありそう。スローペースでも1分59秒台までは落ちそうにない。レースの傾向としては圧倒的にローズS経由有利、ローズSで負けた馬の巻き返しも十分。過去10年での枠別着絡みを見ると4枠は3着にも絡んでおらず、創設時から考えても1998年ナリタルナパークの2着と1997年エイシンカチータの3着があるだけ。5〜7枠がやや有利。外回りほどではないにしろ3〜4角の下りである程度加速をつけられるコース故か。次として8枠で1枠が少々弱く、2枠3枠が互角。今回は4枠には実力馬は入らなかったので素直にオミット。1.4枠を除けば枠による有利不利は小さい。過去10年1枠から勝利したのはブラックエンブレムとテイエムオーシャン。枠の出目としては6=8が比較的良くでている。創設時から7=6、5=8、7=4、8=6、2=7(S)、1=5、6=8、8=5、6=8(S)、5=3(S)、6=8、7=8、2=1、3=6(3=2)、7=5。

創設時からの着絡みを見ると(表は年、ローズSの条件、紫苑S(1999年まではクイーンS)の条件、1着馬前走、2着馬前走、3着馬前走)。1999年までは現行より秋華賞が1週遅れでの開催。また旧900万下は便宜上現1000万下に統一表記。
※クイーンSは1999年まで旧4歳限定で3着まで権利、2000年から現3歳上

1996、阪神芝20、中山芝18、ファビラスラフイン(NHKMC14着)、エリモシック(京都1000万下1着)、ロゼカラー(優駿牝馬4着)

1997、阪神芝20、中山芝18、メジロドーベル(オールカマー1着)、キョウエイマーチ(ローズS1着)、エイシンカチータ(中山クイーンS3着)

1998、阪神芝20、中山芝18、ファレノプシス(ローズS1着)、ナリタルナパーク(ローズS5着)、エアデジャヴー(中山クイーンS1着)

1999、阪神芝20、中山芝18、ブゼンキャンドル(ローズS3着)、クロックワーク(中山クイーンS3着)、ヒシピナクル(ローズS1着)

2000、阪神芝20、中山芝18、ティコティコタック(札幌1000万下1着)、ヤマカツスズラン(ローズS14着・・・骨折明け9ヶ月ぶり)、トーワトレジャー(ローズS3着)

2001、阪神芝20、中山芝18、テイエムオーシャン(優駿牝馬3着)、ローズバド(ローズS2着)、レディパステル(紫苑S1着)

2002、阪神芝20、新潟芝18、ファインモーション(ローズS1着)、サクラヴィクトリア(ローズS2着)、シアリアスバイオ(紫苑S2着)

2003、阪神芝20、中山芝18、スティルインラブ(ローズS5着)、アドマイヤグルーヴ(ローズS1着)、ヤマカツリリー(ローズS2着)

2004、阪神芝20、中山芝18、スイープトウショウ(ローズS3着)、ヤマニンシュクル(札幌クイーンS3着)、ウイングレット(札幌クイーンS8着)

2005、阪神芝20、中山芝18、エアメサイア(ローズS1着)、ラインクラフト(ローズS2着)、ニシノナースコール(新潟1000万下1着)

2006、中京芝20、中山芝18、カワカミプリンセス(優駿牝馬1着)、アサヒライジング(アメリカンオークス2着)、フサイチパンドラ(ローズS3着)

2007、阪神芝18、中山芝20、ダイワスカーレット(ローズS1着)、レインダンス(ローズS3着)、ウオッカ(宝塚記念8着)

2008、阪神芝18、中山芝20、ブラックエンブレム(ローズS15着)、ムードインディゴ(ローズS2着)、プロヴィナージュ(シリウスS16着)

2009、阪神芝18、中山芝20、レッドディザイア(ローズS2着)、ブロードストリート(ローズS1着※繰り上がり)、ブエナビスタ(札幌記念2着)

2010、阪神芝18、中山芝20、アパパネ(ローズS4着)、アニメイトバイオ(ローズS1着)、アプリコットフィズ(札幌クイーンS1着)

この傾向から
・ローズS組は強く考慮。前走大敗でも重賞実績があるならば押さえたい(ブラックエンブレム、ヤマカツスズラン)。ただしローズS1着馬の過信は禁物。ローズSなら2.3着で人気にならない組が狙い目。阪神芝1800m移行後は直結色が濃くなり、ここ4年は1.2着はローズS組。
・前走が古馬混合重賞の馬は買い(プロヴィナージュ、ウオッカ、ブエナビスタ)
・クイーンS組は中山時代、札幌時代を合算しても勝つには至らず。中山時代は中2週あり現在の紫苑S(中4週)より本番直結の色が強かった。
・近年は夏競馬1000万経由での直行絡みは厳しい傾向。
・紫苑S組は芝1800m時代にレディパステルとシアリアスバイオが絡んだだけも、レディパステルはオークス馬。シアリアスバイオは新潟競馬場代替開催でのもの。2000m延長後は全く通用馬が出ていない。
・この表ではサポートしきれないが、新潟の1000万以上で実績がある馬は通用。
・900万抽選組からはたとえデビュー遅れでも無理。
を考えたい。

1.キョウワジャンヌ ローズS3着<新潟1000万特 1着<京都500万特 1着
2.リヴァーレ ローズS8着<新潟1000万特牝 1着<東京500万下6 1着
3.リトルダーリン 阪神500万下1着<紫苑S7着<フローラS17着
4.アヴェンチュラ クイーンS1着<函館1600万1着<(7.5ヶ月休)阪神JF4着
5.フレンチボウ 紫苑S9着<小倉500万牝1着<京都500万4着
6.ピュアブリーゼ 紫苑S12着<オークス2着<フローラS3着
7.マイネソルシエール 紫苑S5着<オークス12着<フローラS2着
8.デルマドゥルガー 紫苑S2着<クイーンS12着<オークス10着
9.エリンコート ローズS10着<オークス1着<忘れな草賞1着
10.スピードリッパー 紫苑S13着<オークス5着<桜花賞10着
11.ゼフィランサス (5ヶ月)京都500万下1着<京都500万下2着<阪神500万下14着
12.ホエールキャプチャ ローズS1着<オークス3着<桜花賞2着
13.アカンサス 紫苑S6着<オークス7着<スイートピーS1着
14,メモリアルイヤー (荒尾)九州産1000万下交流1着<北九州記念12着<小倉1000万下4着
15.マイネイサベル ローズS2着<オークス6着<フローラS5着
16.カルマート 紫苑S1着<新潟500万下1着<新潟500万下2着
17.レッドエレンシア 札幌1000万下特1着<中山1000万下特5着<東京1000万下特2着
18.マルセリーナ ローズS6着<オークス4着<桜花賞1着

まず上記条件を照し合せ、リトルダーリン、フレンチボウ、ピュアブリーゼ、マイネソルシエール、デルマドゥルガー、スピードリッパー、ゼフィランサス、アカンサス、レッドエレンシアは消し。
迷うのが新潟500万2連対から紫苑Sを勝ってきたカルマートと前走が九州産限定の荒尾重賞、霧島賞勝ちのメモリアルイヤー。カルマートは3着候補穴ならアリと考える。ただしメモリアルイヤーは1000万の交流でも九州産同士の競走。JRAなら500万下レベルと言っても過言ではなく1000万好走かつ古馬重賞出走歴は評価するが消しとする。
残ったのはキョウワジャンヌ、リヴァーレ、アヴェンチュラ、エリンコート、ホエールキャプチャ、マイネイサベル、マルセリーナと3着候補でのカルマート。ただしリヴァーレはローズS大敗とはいえその前は牝馬限定の三面川特別。混合の1000万ならまだ評価するも毎年スローになり実質最後の切れ味だけで勝負のレースだけにこのレースの結果はアテにしづらい。この馬も3着候補までとする。

馬券は3連複フォーメーションの6=6=8、50点とするが印を決めなければならないので。

◎ 12.ホエールキャプチャ
○ 15.マイネイサベル
▲ 9.エリンコート
△ 18.マルセリーナ
△ 1.キョウワジャンヌ
△ 4.アヴェンチュラ

今年は春季、ことより関東馬は震災による東日本地区競馬の1ヶ月休止があった上に牡馬とは違い桜花賞の開催延期措置は取られなかった。
震災の影響を受けなかった阪神競馬場での開催とはいえ、チューリップ賞以外のトライアルは日程変更を余儀なくされ例年中山競馬場で開催されるはずのアネモネSは中止。
オークストライアルこそフローラSが土曜日メインへの移動こそあったものの、ほぼ当初の日程で無事開催されたが桜花賞は震災前の2月にレースを使った組の1.2着。3着に入ったトレンドハンターは1週延期かつ阪神開催となったフラワーCから中1週という苛酷なローテーションが祟ったか引退。
今年のフラワーC組は壊滅状態で同4着マイネイサベルもさすがに一時精彩を欠いている。皐月賞ごと1週スライドされた牡馬路線を考えるといかに苛酷なものかがわかる。オークスもフローラS組の連絡みがあるなど、春季はいつもと違う3歳牝馬クラシックだった事は考慮すべき(逆に皐月賞ごと1週スライドした菊花賞路線はこの点はさほど考慮しなくていいだろう・・・まぁ1強かなーとは思いますが)。

その中でも桜花賞ぶっつけと例年とは違うアドバンテージを持っていたとはいえここまで安定したローテーションを歩んできたホエールキャプチャがこのメンバーなら威張れる実績を持つと見て本命。スローを内抜けしたローズSは順当勝ちで他の人気馬が精彩を欠いた形。馬体の見栄えがしない、前哨戦がスローからの上がり勝負という面で全幅の信頼はおけないが、最後の1冠奪取へ向けて道は明るいと見る。

前述のフラワーC組であったマイネイサベル。さすがに春季は前述の競馬開催日程変更における苛酷なローテーションが祟った。リフレッシュ明けのローズSは小牧騎乗とはいえ2着に追い込んできたあたり、直接対決では分が悪いホエールキャプチャ以外ならば十分勝負になるパフォーマンスは見せた。春の実績だけを見ればここでは人気としても5〜6番人気がいいところ。3連複の穴要員として狙う価値はある。

エリンコートは「オークス馬の巻き返し」が十分に考えられる。オークス自体が雨になりペースも比較的緩んだ事におけるラッキー勝利と見る向きもあるが前走大敗でおそらくは4番人気。絞れてきて状態が戻ってくれば。
ただしオークス馬がトライアルを叩くと結果がいまひとつなのも確かでこれ以上の評価はできない。

桜花賞マルセリーナだが桜花賞馬がオークスで負けて秋華賞前哨戦でも負けて・・・・というパターンはまだ例が少なくローズSは早めの競馬が裏目に出たか、という印象もあり逆転は可能そうだが、ディープインパクト産駒でコーナー4回の忙しい競馬に対応できるかの不安もあり、人気を裏切っても不思議ではない。

これならこちらも目立たないがローズS3着も2走前は新潟の1000万下特別1400m戦で好時計勝ちのキョウワジャンヌは十分穴として楽しめそうだし、骨折明け2連勝中アヴェンチュラも素質は上位で。

3連複 フォーメーション
1.4.9.12.15.18
1.4.9.12.15.18
1.2.4.9.12.15.16.18 50点×100G

3連複 ボックス
1.4.12.15.18 10点×400G

枠連 6=8 1000G