■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/ |
第61回菊花賞(G1) 京都11R 芝・外3000m 4歳オープン(牡・牝)(指) 定量 晴 良 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ハロンタイム 13.4 - 11.2 - 11.5 - 12.7
- 12.7 - 12.2 - 13.1 - 12.7 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 11.9 - 11.9 - 12.1 - 12.1 上り 4F 48.0 - 3F 36.1 1コーナー 11,10(14,7,18)(13,9)15(2,6)5(1,17,12)(3,4,8)16 2コーナー (11,*10)(14,7,18)(13,2,9)(5,15,6)(1,17,12)(3,4,8)16 3コーナー(2周目) (11,*10)(7,18,9)(14,13,2,6)(5,15,1)12(4,17)(3,8)16 4コーナー(2周目) (10,7,*9)(13,6)12(11,14,15,1)(5,3,4,2)8(16,18,17) <払戻金> 単勝 15 280円 2番人気 ワイド 13-15 550円 3番人気 複勝 15 150円 2番人気 01-15 1100円 10番人気 13 280円 3番人気 01-13 1930円 19番人気 01 490円 6番人気 枠連 7-7 1510円 5番人気 馬連 13-15 1580円 4番人気 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レース短評 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
20世紀の4歳クラシックの締めくくり、第61回菊花賞。 マイネルビンテージがハナに立つ展開は予想済みのことだったが、ゴーステディも行って 2頭の並走に。さらにはエアシャカールが一瞬行く気を見せたものの、これはインに入って 好位追走のトーホウシデンの後ろまで下げる。 アグネスフライトは中団の外目につけ、その外から馬の行く気に任せる感じでマッキー ローレルが上がってゆくと行った体勢で1周目のホームストレッチへ。 各馬一団となったままで、一見、最近の傾向どおりのスローペースに見えたが、2コーナ ーでマッキーローレルがハナを奪って前は息の入らない流れに。 レース中のラップに13秒台が2度しか刻まれていないことからも、距離に自信のない馬 は用ナシと言うなかなか厳しい展開になった。 向正面流し、ちょうど中団の外、エアシャカールをみながらレースを進めたアグネスフライ トの鞍上、河内JKの手が微かに動いているのが映像からもはっきりと見て取れた。この 流れで気合をつけながらの追走、行きっぷりが良くない。 淀の上り坂のあたりでで河内JKの手が激しく動き始めるが、エンジンの掛かりの遅い アグネスフライトのこと、戦前に河内JKが話していたとも言われた"4角先頭のつもりで乗 る"ということから考えれば、別に驚く必要もなかった。そう、ここまでは。 だが、逃げていたゴーステディがいっぱいになり、再び前も速くなり始めた4コーナー、坂 の下りで河内JKのムチが1発。ダービー馬が思うように前を捕まえられず、5番手のトー ホウシデンに並びかけるのがやっと。エアシャカールは京都内回りの特性を知り尽くし、9 6年にはダンスインザダークを勝利に導いた鞍上のこと、ジックリ構えて直線に向いた。 3コーナーから徐々に進出していたジョウテンブレーヴが直線入り口で先頭。内でホワイ トハピネスが食い下がり、外からトーホウシデンが一気に先頭に立とうというところ、ホワイ トハピネスとジョウデンブレーヴの間、狭いところをこじ開けるように割って入って突き抜け てきたのはエアシャカール。外のアグネスフライトは伸びあぐね、さらに外を回したヒシマジ ェスティは脚が止まった。 残り200を切って完全にエアシャカールとトーホウシデンが抜け出す。3番手エリモブラ イアン、懸命にこれを追うアグネスフライトだが、内からケージージェットにまで交わされる 始末。 そんな3着争いを尻目にエアシャカールが踏ん張る。馬体を併せてトーホウシデンが追 い詰める。 20世紀のクラシックを締めくくるのにふさわしい2頭の壮絶な追い比べ。 結果、皐月賞馬の勝負根性がクビ一つだけ上回った。 勝ち時計3.04.7はスロー一辺倒の最近の長距離競馬を考えれば、なかなか優秀なタ イム。上がり3Fが36.1掛かったにも関らず、4コーナー9番手のエアシャカールと同じく 4番手のトーホウシデンが後続を4馬身千切り捨てたところをみると、下馬評でアグネスフ ライトで堅いと言った手前、なんとも決まりが悪いが、この距離ではこの2頭の能力が抜け ていたということなのだろう。 エアシャカールは内に潜り込ませた鞍上の手腕に尽きる。2強で崩れるならこっちだと ばかり思っていたが、やはりここ一番では武豊ということか。"長距離は騎手で買え"とい う格言を思い出す。岡部JKが乗っていない菊花賞で一番信頼できたのは、"いい馬"では なく"いい騎手"だった。今さらながら、改めてそう感じた。これら全てが21世紀へ向けて の教訓。 実に、実に惜しかったトーホウシデン。ゴール直後、鞍上の田中勝JKが武豊JKに右手 を差し出していたが、半分納得、半分悔しいといった心境だったのではないか。久々に確 実にGTに手が届きそうなお手馬を得たカッチー。この結果なら降板はまずありえない。悔 しさを来年の春、また同じ淀の舞台へ向けて存分に生かせば頂点が見えてくる。これもま た、21世紀へ向けての教訓。 4着馬に詰め寄られてからもう一伸びしたように見えたエリモブライアン。高いポテンシャ ルの側面は垣間見せてくれた。4コーナーでは勝ち馬とほぼ同位置にいたが、直線で2 着馬に寄られて前が狭くなったように見えた。進路を外に変えてからはよく伸びている。馬 体も+14キロと戻り、期待馬がやっと期待通りの結果を残したといえそうだが、まだまだ 前2頭との差は縮まっていいはず。2着馬と同じ父ブライアンズタイム、この馬もまた、頂 を伺う有力候補の1頭だろう。 ほとんどノーマークの状態、後方からの追走で直線はダービー馬に迫ったケージージェッ トフェリシタルの2騎。1/2馬身だけ交わしたケージージェット、確かに速い流れも味方し たが、父シンボリルドルフ・母父サクラロータリーと昔の若駒をよく知るファンにはたまらな いであろう血統。速めで流れる長距離戦なら台頭もあるかも? ダービー馬をクビ差交わせなかったフェリシタルだが、能力の片鱗は見せたか。今後の 成長いかんでは楽しみも増えそうだが、まずその前に500万条件を脱出するという課題 が残っているのだが・・・・。 それなりに見せ場はあったが直線で沈んだアグネスフライト・ジョウテンブレーヴの2騎。 ともに距離が長かったように思う。2頭ともこのまま終るような馬ではないはず。特にジョウ テンブレーヴには1度短いところを使ってみて欲しい。余力があるならマイルCSに向かっ てみては? 最後に15着のマッキーローレルと、ブービーから2.4秒差のゴーステディ。前述の通り、 今回の菊は13秒台のラップは僅か2度しか刻まれていない。この流れを作り出したこの 2頭には敬意を表したい。 予想には"なんとも低調なミレニアム・クラシック最終ラウンド"と書いてしまったが、最後 の最後に素晴らしい勝負を見せていただいた。自他ともに認める気分屋の私に、何度も 何度もVTRを見返してまでレース回顧を書かせるのだから間違いない(笑)。 21世紀の日本の競馬もまだまだ捨てたモンじゃなさそうだ。心底そう思わせてくれた 第61回菊花賞だった。 名物アナ・杉本清さんも菊花賞の実況はこれで最後。20世紀の終わりとともに、長きに 渡って競馬に"華"を添えてくださった方がまた一人去るのは、やはり寂しい。 (FUKUさん) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
☆そんなに速くも無いが遅くもない平均ペースで流れた。意外と出入りの激しい競馬に なって折り合いに難のある馬もほとんどぴたりと折り合う。内を突いたエアが見事に突き 抜けて2冠達成。終始良い手応えで最後まで食い下がったトーホウシデンが2着。上手く 折り合ってエリモが突っ込みアグネスは伸びを欠いて5着。しかしなかなか見ごたえの あるレース、土曜がクソレースだっただけに余計に感動した。 下見所でのエアシャカールはいつもよりも気持ち落ち着いて見えた。馬体の張りは 上々、返し馬ではなかなか動かなかったが特に問題のあるところはなかった。スタート して驚きの先行策。ちょっとびっくりしたが前が止まらない京都の馬場と内に入れたい豊 の気持ちを考えたら当然か。一週目の正面スタンド前で埒沿いピタリでやや控える。向こ う正面でのアグネスの手応えを確認していたのか元から全頭に注意を払っていたのか 4角手前まで追い出しを我慢して内に突っ込む。前が塞がるかなと思ったが1頭分しか ないところを一瞬の脚で割って突き抜ける。1頭になってからもよれるところは見せず後ろ から来るトーホウシデンを何とか凌いだ。武豊の好プレーという声もあるし実際そうだと 思うがここはそれに応えた馬を褒めてあげたい。見事な2冠達成。でもやっぱり豊は上手 い。好きになりそう、人として(爆) 心配されたイレこみも無く、馬体だけ見たら1等賞をあげたいくらいだったトーホウシデ ン。好スタートから内へ潜り込み折り合いに専念。思ったほどてこずらなかったのは一度 使ったせいか鞍上の想いが伝わったのか。スタンド前できっちり折り合いやや下げる。 絶好の手応えで淀の下りへ。しかしこちらはアグネスが行ったのを見て一緒に動く。4角 回るときにアグネスと並んだが手応えには雲泥の差が。外から鬼の形相で勝春が追い 出すがエアは遠かった。一瞬だけ並んだようにも見えたが最後は同じ脚色になってしまっ た。豊、豊と騒いでいるがこちらも何一つミスは無い。というか上手く折り合って普通なら 絶好の勝ちパターン。 相手が悪かったといえばそれまでだがあそこまでいったら勝ちたかったはず。いや、勝た せて上げたかった・・・ 折り合いに・・・と色々言われて人気が無かったエリモブライアンだが一週目はちょっと 気の悪いところを見せた。しかし下げて前に馬を置くとすんなり折り合って2強の直後へ。 目標の片方が動いてどうしようという藤田の心の声が聞こえてきそうな感じだったがワン テンポ置いてエアをマーク。内を突いたエアに対して外目に出したエリモ。まあこれは影響 しなかったがトーホウを交わせそうで突き放されたのは最初の折り合いかな。しかし乗り 方は良かった。藤田らしい騎乗だが合格。(偉そうに) 4着にはケージージェットが突っ込んできた。後方から。あまりテレビに映らないのでよく 分からんが3角でこちらはエアの後ろに取りつく。4角での手応えもよいが勝ちに行く競馬 はできてない。まあそれを責める気は毛頭無いが直線の脚色を見ると3着はあったような 気がする。 アグネスフライトは綺麗な馬。(笑)パドックで改めてそう思った。栗毛だけに分かりやす いが馬体は一息。パドックを見てべた褒めしていた某解説者には頭が下がるが。走れる 状態にはあったのだろうが軽めの追い切りとパドックを見れば買えないことは明らか。良 い意味で落ち着いているが覇気も感じられなかった。こちらはスタートしても枠を生かせず 外目の後方へ。エアをマークしたかったのかもしれないが相手が前にいることに気づき慌 てて押し上げてエアを見る形に。向こう正面で目を疑うような手応え。私の記憶が正しけ れば鞭も一発入れていたような・・・多分 それに反応してのスパートだろうが明らかに早い。直線入って全くと言っていいほど伸び ない。馬体から考えても中距離向きだし、枠を考えたら内で競馬をするべき。あれだけ外 を回ったら最後止まって当たり前。スパートも早く終始あたふたしていた感じがある。状態 一息でももう少し見せ場はつくれたはず。珍しく河内はこのレース良いところが無かった。 いずれにしても一瞬の切れが持ち味の馬。あそこまでちょこちょこ脚を使ってはダメ。来年 の有馬で買おう。ってだいぶ先だな(笑) ジョウテンブレーブの蛯名も乗りミス。距離が長いのだからこのペースでは坂の下りで 勢いをつけて終いを生かす競馬をするべき。今年のれて無い蛯名の典型的な負けパター ン。先行した時点でこの馬の菊は終わった。今週恥ずかしいのは蛯名。何度この馬に 乗ってるんだよ。 ヒシマジェスティは人気し過ぎ。重賞のペースについて行けなかった感じがあるが最後 の直線では良く追い込んできている。これからの馬。ステイゴールドみたいに出世するか な?私はすると思いますが。 ホワイトハピネスは前走展開で粘り込んだだけで何故これほどの人気になるか分からな い。能力というものを考えたら900万も卒業していない馬には厳しいのは明白。まあ馬券 買ってる人のために一瞬の見せ場は作れたが。 あとは全然印象が無いがとりあえず笑えたのが穴人気していたフェリシタル。1勝馬で 重賞3着と言っても京成杯。そこの勝ち馬はマイネルビンテージということは知っていたの だろうか・・・?どこをどう考えても淀の三千で突っ込んできそうな要素は無いんだけどなあ。 (朧さん) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。 |