■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/

 第14回東京中日スポーツ杯根岸ステークス(G3)
 東京11R ダート1200m 4歳上オープン(混)(指) 別定 曇 良
順位 馬名 騎手 タイム 調教
1 7 13 ブロードアピール  牝7 55.0 武幸四郎  1:10.1 474 0 BC
2 3 5 エイシンサンルイス 牡5 56.0 太宰啓介  1.1/4 528 -4 B
3 2 3 ノボジャック    牡4 54.0 勝浦正樹  1/2 452 -4 AB
4 8 16 ベラミロード    牝5 56.0 内田利雄  3 426 +2 B
5 5 9 トーヨーデヘア   牡4 54.0 的場 均  2.1/2 500 -2
6 6 11 ツルミカイウン   牡4 54.0 岡部幸雄  3 494 +4 B
7 3 6 ゴールデンチェリー 牝7 55.0 吉田 稔  ハナ 464 +4
8 7 14 ワシントンカラー  牡7 57.0 柴田善臣  3/4 506 +5 B
9 5 10 ビコーミニスター  牡7 56.0 北村宏司  1.3/4 446 -8
10 4 7 ジェットアラウンド 牡7 56.0 江田照男  1/2 484 -8 ×
11 8 15 ミヨノショウリ   牡6 56.0 郷原洋司  ハナ 488 +2 AB
12 1 1 クリールスペシアル 牡8 56.0 児島真二  1.1/2 460 -10
13 6 12 ダイワカーソン   牡4 54.0 田面木博公 2 480 0
14 1 2 スーパーナカヤマ  牡7 57.0 ロバーツ  クビ 518 +6 B
15 2 4 セントパーク    牡8 56.0 梶 晃啓  8 514 +4
4 8 ケイワンバイキング せ8 57.0 横山賀一 出走取消
ハロンタイム  12.3 - 10.5 - 11.3 - 12.1 - 11.7 - 12.2
上り  4F 47.3 - 3F 36.0
3コーナー  5(6,16)-(10,11,14)(3,15)-(2,4)7,12,1(9,13)
4コーナー  5(6,16)(3,10)(11,14)(2,15)(7,4)-(1,12)(9,13)
<払戻金>
単勝 13  280円 1番人気 ワイド 05-13  320円 1番人気
複勝 13  130円 1番人気     03-13  800円 10番人気
   05  170円 2番人気     03-05  1010円 13番人気
   03  390円 7番人気
枠連 3-7  540円 2番人気 馬連 05-13  750円 2番人気
 レース短評
☆芝から変わって鬼の追い込みを見せたブロードアピールが重賞ゲット。
ゲートも悪くなく馬なりだろうが最後方へ。余程自信があったのかどうかしらないが直線
向くまで持ったまま。追い出してからの脚が尋常ではないこの馬。最後はやや止まり気味
だったがそれ以上に内が止まったので最後が伸びたように見えただけ。しかしそれでも
あの走りはおかしいとさえ思えるような末脚。参った。
 2着に粘ったのはエイシンサンルイス。いれ込みも無く仕上がっていた様子。
ただゲートは相変わらず良くない。しかし二の脚の速さで先頭へ。手応えもかなり悪い
様子でこの状況で粘れるのかと思いきややっぱり粘れなかった。
ただ完全な勝ちパターン。最後止まったのは久々と千二の忙しさが影響か。
また2着だがシリウス使うなら確勝。
 3着は密かにノボジャック。もっさりとゲート出るが押し上げて4番手の内。淡々と追走
するが手応えは怪しい。それでも3着に持って来れたのは直線内を突いた勝浦の
好プレーかな。次走期待。って当たり前か(笑)
 好発ベラミは押して押してハナ争い。しかしエイシンの速さにはかなわず外目から内を
見る形。 4角で外をちらりと見る余裕。しかし追い出してから今一つ。斤量か砂か
状態か・・・しかし4着は上出来といえる。
 トーヨーデヘアは後方2番手。直線一気の競馬で内を突いてどこまで。
能力で持ってきた感じは否めない。菖蒲Sも良い内容だったがあれは時計の出る馬場
だった。芝かダートか、どちらに進むのか。ダートならこれからもいらないと思うが・・・
 ワシントンカラーは2度使って行きっぷりは上々。しかし往年の力はもう無くなっている
のかな。早い時計に対応できなかったのは痛い。
 ブロードアピールの末脚が強烈過ぎたのか、それとも他が止まっていただけなのか・・・
多分その両方だろうが如何せん実力が違いすぎたといえる。ただ千二限定ははっきり
しているのでこれからどうするか。
(朧さん)
☆このレースで復帰予定のケイワンバイキングが追い切り直後にハ行を発症して
出走取り消し。
逃げ馬が1頭減ったことで、東京盃でセレクトグリーン以下を一蹴したベラミロードに
いっそう注目が集まったが、こともあろうことに大外16番枠。
その他、ワシントンカラーの同一重賞3勝目やエイシンサンルイスの初重賞制覇などが
かかっており、何かと楽しみの多い1戦。
今やダートは芝以上に熱いですなぁ(笑)

1番人気はGTスプリンターズS4着・スワンS4着のブロードアピール。
ダートは過去2戦2勝、GT好走歴というあたりが人気の要因か。
2番人気にエイシンサンルイス、春にはゴールドティアラと差の無い競馬を演じた馬。

レースはベラミロードがポンと出て内に目をやりながらハナを切ろうとするも、エイシン
サンルイスとゴールデンチェリーがすぐに取り付く。
結局3頭雁行状態で前半3F34.1秒のハイペース。
ワシントンカラーは離れた4番手集団、ブロードアピールは慌てず急がず最後方から。
4コーナーでラチ沿いを回ってノボジャックが4番手集団に並びかけ、スーパーナカヤマ・
ジェットアラウンドあたりも動いて直線へ。
ゴールデンチェリーはこのハイペースにたまらず脱落。
前を行く3頭の一番外を回らされたベラミロードはすでに余力なし。
3頭の一番内を回っていたエイシンサンルイスが堂々先頭。
道中ロス無く立ち回ったノボジャックがこれを追い詰める。
前2頭の争いか・・・と思ったのはほんの一瞬だけ、外から何かがぶっ飛んできた・・・
黒い弾丸かと思いきや人気のブロードアピール。
4角ではまだ最後方にいたはずの7歳牝馬が、ただひたすら前を睨みつけてもの凄い末脚
を繰り出してきた。
届くか、届くか・・・と思ったのもほんの一瞬だけ、流石に最後は苦しかったのだろう、
2着エイシンサンルイスの1馬身半前方でフィニッシュ。


春に重の栗東Sで上がり3F34.1の脚でレコードを叩き出していた勝ち馬だが、この日は
重馬場だった栗東Sと違い良馬場。
それでいて直線だけで上がり34.7の"鬼脚"で14頭をゴボウ抜きしてしまうのだから他馬
に勝ち目などあろうハズもない。
直後に某所では"ブロードアピール・サイボーグ説"まで飛び出すほど(笑)
もの凄い筋肉を身にまとった馬体は、5歳秋の遅いデビューだった事もあってまだまだ
元気いっぱい。
まぁそれでも2年少しの間に25走してるんだから、おそらく脚元にはこれと言った不安が
無いのだろう。
当日の夜には現役続行も確認された。
来年の公営BCスプリント勝ってから引退してくれないだろうか?
マイルはどうあがいても長いだろう。
1200でのキレはゴールドティアラ以上。
まさにダート1200では鬼神の如し。

またまた2着に泣いたエイシンサンルイス。
ハイペースながら内を通って1.10.3の時計で走っているのだが・・・。
相手が悪かった。今回はそれに尽きる。
こちらは勝ち馬と違い、未だに使い込みが利かず2年で13走しかしていないが、(おそらく
次走の)シリウスSならかなり有力だろう。1200より1400の方が断然いいハズ。
ビーマイナカヤマあたりが出てくるようなら分からないが・・・。
かなりの確率で連は外さないと思う。

3着に4歳馬ノボジャック。
本当に今年の4歳ダート馬は大豊作。
マイルC以来の休み明けに加え、初の古馬相手にここまでやれれば言う事なしだろう。
内内を回した勝浦JKの好騎乗も大きかったが、人馬ともに今後が大いに楽しみ。
それと、これはマイルCSに登録があるアグネスデジタルにも当てはまる事だが、ヘタに
芝に色気を出さずにダート一本で行って欲しいものだ。
デピュティミニスター系の成長力がちと疑問ではあるが・・・。

ベラミロードは二の脚が速い2着馬を内に見るような競馬になってしまった。
もっと前に行けなかっただけかもしれないが、思い切って単騎で行って欲しかった。
ただ、それであの追い込みを封じ込めたかと言うと厳しい気もするが・・・。
単騎で行ったと想定すると前半3Fが33秒7〜8程度の計算になってしまうし、やはり
行けなかったと考えるのが妥当か。
単騎逃げでこそ東京盃のような強さが見られる馬だと思う。
来年のフェブラリーSに出て来てくれる事を願う。

トーヨーデヘアは・・・どうにもこの秋はちぐはぐ。
前2走は不利があったから致し方ないのかもしれないが・・・。
マイルCが実に惜しい2着だったことから見ても、芝の方がいいのかもしれない。
ただ、ノボジャックの項にも書いたが、春からの成長度には疑問を感じる。

ツルミカイウンはこの相手ではまだ役不足と言う事か。
長い目で見守りたい。

ワシントンカラーは・・・一昨年はこのレースを1.10.5で勝っているし、本来早い時計の
勝負が苦手と言う馬ではないはず。
トップガンドリームの予想では"衰えてはいない"というような趣旨の事を書いた気が
するが・・・。
ダート1200がベストな馬だけに、時計に対応できないようでは今後の見通しは暗い。
もう一度勝利を望むのは酷かな?


なかなか役者が揃っていたレースだったが、今回ばかりは全馬がブロードアピールの
引き立て役に過ぎなかった。
スローの前残りが多い昨今の競馬だが、久しぶりに"凄いモノを見た!"という実感が
沸いてくるレースだった。
(FUKUさん)
※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。