■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/ |
第17回 マイルチャンピオンシップ(GI) サラ系4歳以上1600m芝・右 外(国際)(指) 馬齢 晴 良 |
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ハロンタイム 12.1 - 10.6 - 11.3 - 11.3
- 11.6 - 11.8 - 12.2 - 11.7 上り 4F 47.3 - 3F 35.7 3コーナー 1,3(9,10)(4,8)(14,18)(2,12)(15,17)16,11,13,5,7-6 4コーナー (*1,3)10,9,4(2,8)18,14(11,12,15)17,5,13(7,16)-6 <払戻金> 単勝 13 5570円 13番人気 ワイド 11-13 3880円 48番人気 複勝 13 1140円 13番人気 07-13 19040円 106番人気 11 220円 2番人気 07-11 4180円 53番人気 07 1120円 12番人気 枠連 6-7 950円 3番人気 馬連 11-13 18050円 52番人気 |
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レース短評 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
☆「京都は的場均」 こんなフレーズを久しく聞いてなかった。淀の坂には的場がよく 似合うとはよく言ったものですがダート馬と思われていたアグネスデジタルが見事にGT 馬に。これで最優秀短距離馬がどうなることやら・・・個人的には該当馬無しで よいですが。まあ今年の古馬短距離路線は全て万馬券、しかも連対馬はみんな一つしか 絡んでいない。どれだけ層が薄いかということをこれでもかと見せつけられた感じですね。 勝ったアグネスデジタルは最後まで出否を迷っていた。JCDと両睨みだったわけだが 調教の良さと距離を加味してこちらへ。結果的には大正解。棚ボタ的GTだがそれでも 勲章は輝く。馬体は最高、文句のつけようがなく、気合乗りも上々。好発を決めるが、 おいおいどこまで下げるんだい?と聞きたくなるほど後ろから。後方4番手まで下げて 人気どころを前に見て悠々自適に坂の下りへ。 ペースを読むのはさすが的場といったところか。外に出して前が詰まり気味になるも これが結果的には良かったかも。残り200を過ぎてパタッと止まった内を鼻であざ笑うか のようにまとめて面倒見る。終いにかけた作戦があまりにも上手く嵌り過ぎた。 力で奪い取ったGTではないことは疑う余地がない。別に外れたから負け惜しみを 言ってるわけではない(笑)。展開向いたが次からはこういう乗り方が出来るわけもなく、 芝では買わないことを勧める。しかしまさか本線でゲットした人がいたとは・・・ オソレイリマス(笑) 2着はなぜかアンカツに替わっていたダイタクリーヴァ。馬体戻して張りもツヤも申し分 ない出来。よく仕上げてきたと思う。こちらも中団やや後ろを追走。ペースが速いと読んだ のはこの人もさすが。ただ一枚上手なのは前ではなく後ろをちらちら気にしていた事。 前を見ろ前を、と密かに思っていた自分が恥ずかしい。終始後ろを気にしながら4角 ばらけたところで内に突っ込む。伸びないかなとも思ったが前が面白いように止まって 抜け出すが、先頭に立って気を抜いたのはまだまだこれからを示すものかな。 なんにしても乗り替わりが功を奏した。亮だと前につけて沈んでいただろうし。 これで2度目のGT2着、銀メダルは百歩譲っても輝くことはないので来年以降の成長に 期待・・・・したい。マイル路線を引っ張っていくのは間違いなくこの馬なのだから。 3着には実力に伴わない人気だったメイショウオウドウ。ハイペースについて行けな かったのだろう、後方2番手から。直線勝負に賭けて埒沿いへと飛び込む。最内をまさに するすると抜け出してきて3着確保。この馬も展開に恵まれた。しかし気持ち仕掛けが 遅かったと思う。行き場がなかったといえばそれまでだが2着はあった。折り合えば これくらいは走る馬で、距離はやっぱりもうちょっとあったほうがいい。 4着に粘ったダイタクヤマト。一番強い競馬をしたのはこの馬だが如何せん1ハロン 長かった。ただ先行して頑張ったのは評価できるし、連勝馬の勢いを見せられただけ 上等。にしても厩舎が替わってから脚質にも幅が出てきたし、大負けもしていない。 夏場使ってたわりに良い状態で出せたのは関係者の力が大きい。 5着はエイシンプレストン。一度使われて馬体はグンと上向き。発馬悪いも押し上げて 中団の内目をすいすいとあがっていくがこの時点で負け決定。この馬にはメイショウオウ ドウのような騎乗をして欲しかっただけに正直ガックリ。。残り200で脚があがったのは 間違いなく小出しに脚を使ったせいで、祐一は人気に乗るとこういう傾向がまだ見られる。 今頃怒られてる姿が目に浮かぶ・・・ ブラックホークはもう落ち目。大外も影響したが距離は長いし、中途半端な騎乗でした。 調教では相変わらず化け物だが実戦にいくと反応もいまいち。スピード感が見た目に 落ちているので引退を勧める。 キングヘイローは好発で早めの競馬。ただきっちり溜めるのは伸びてくるのに最低条件 なだけにこういう競馬では難しい。 ダイワカーリアンはハイペースに自ら突っ込んで自滅。そこまで強くないだろうに(笑)。 自信過剰もいいところ。 ヤマカツスズランもおかしな乗リ方。せっかく単騎で行けたのに・・・ハイペースで実績 持ってないんだから坂の手前で息を入れないと話にならないでしょう。まあ早めに来られ たから仕方ないか。 シンボリインディを買える理由がわからない。上がりがかかったのは良いが、疲れが がんがん見える。しかも前走ロバーツで走り過ぎた。一つ言えるのは外国人騎手で激走 したら次2,3走は買えない。これ常識。 レベルの低さが十分うかがえた。短距離線で強い馬が強いレースできっちり勝つところ をそろそろ見てみたい。せめてもの救いは4歳馬がそこそこに来てくれた事だけだろう。 (朧さん) |
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"主役不在"。 高松宮記念、キングヘイロー。 安田記念、フェアリーキングプローン。 スプリンターズS、ダイタクヤマト。 1番人気の勝利は1度たりともなく、勝ち馬は愚か、連対馬さえ毎回違う。 それもこれも、ず抜けた馬が見当たらないのが原因。 昨年のマイル王・エアジハードが屈腱炎で無念の引退を余儀なくされたその1年後、 淀の1マイルで堂々と主役を張り、混戦に終止符を打つのはどの馬か。 前売りの段階で単勝オッズ5倍を切る馬が見当たらない、まさに実力拮抗の 大混戦の中、主戦の高橋亮JKが9Rで落馬、急遽安藤勝JKへの乗り替わりが 発表されたダイタクリーヴァの単勝オッズが直前でグングン下がり、ついに直前では ブラックホークを僅かに抜き、4.9倍の1番人気に。 3番人気にスワンS2着のシンボリインディ、さらにエイシンプレストン、キングヘイロー、 ダイタクヤマトと続いた。 シンボリリインディがゲート内でかなりチャカチャカしているのにやけに目が行った。 ゲートインは順調、いざスタートを切ると、ダイタクリーヴァ・エイシンプレストンらが後手を 踏むも、大出遅れと言うほどではない。 先行馬が揃って何がハナを切るか注目されたが、まず好枠を生かしてヤマカツスズランが 行った。 離れた2番手にダイワカーリアン、さらに少し切れてビッグサンデーとアンブラスモア。 5番手に控えたのはダイタクヤマト、並ぶような格好でキングヘイローが続く。 さらにはジョービッグバン、速い流れを懸命に追走。 一番外からブラックホーク、その内々、出負けしたエイシンプレストンがスーッと上がって 行く。 その外エイシンルバーン、いつもは先団に取り付ける同馬だが今日はそれができない。 そしてシンボリインディとスギノハヤカゼがいて、その後方ミッドナイトベット。さらにその後 ろ、ややバラけた感じでダイタクリーヴァ、アグネスデジタル、マイネルマックス、メイショウ オウドウの順に追走、1頭大きく置かれてビーチフラッグが最後方からの競馬。 メイショウオウドウやビーチフラッグはこの流れにやや置かれ気味。 800mを45.3秒で通過したヤマカツスズランだが、3コーナーでダイワカーリアンが一気 に差を詰める。 息を入れたかったであろうヤマカツスズラン、しかし早めにこられてはペースを緩めるわけ にも行かない。 1000m通過が56.9秒というハイペースのまま4コーナーを回って直線へ。 ヤマカツスズラン・ダイワカーリアン・アンブラスモアは早々と失速、4番手にいたビッグ サンデーも余力無く、ダイタクヤマトが先頭に踊り出る。 4コーナー5番手のエイシンプレストン・キングヘイローがこれを捕まえにかかるが、両頭 ともいつものキレがない。 2頭の直後にいたブラックホークも伸びを欠き、そうこうしているうちにダイタクリーヴァが ダイタクヤマトを捕らえて先頭。 内を掬ってメイショウオウドウ、外からマイネルマックスが伸びてきたが先頭には届きそう にない、人馬ともに悲願の初タイトルか・・・。 と思った次の瞬間、大外から矢のように飛んで来たオレンジの帽子がその夢を打ち砕いた。 黄地に赤袖、水色の2本輪が真中を貫く、今年やけに目にする事が多かったその勝負服。 4コーナー15番手、13番人気のアグネスデジタルが14頭をゴボウ抜き、コースレコード を打ち立てた瞬間だった。 "餅は餅屋"。 芝のGTは芝の専門家に任せておけ、というのが戦前のアグネスデジタルへの評価。 直前の単勝オッズは55.7倍。 最後までマイルCSとJCD、どちらに出るか迷った末に、馬場適正より距離を取った陣営 の判断。 勿論、英断だった事は間違いないのだが、これでマイルなら芝・ダート問わず一流・・・と 言い切るのは早計だろう。 一介のダート馬でないことはGTタイトル獲得によって大きくアピールできたが、手綱を 取った的場JKの絶妙のペース判断によるところが大きい。 終いの脚は確かに目を見張るものがあったにせよ、それでもダートの方が向く事に変わり はないだろう。 レースの上がり3Fが34秒前半になってしまうと、勝つところまでは苦しいと思う。 今後は1度使ってフェブラリーS→ドバイのゴドルフィンマイルを目指すというが、正しい 選択だろう。 下手に芝の重賞に色気を出さない辺りは、さすが白井厩舎。 でも安田記念は使うのかな?使ってきそうだなぁ(笑) ペースが落ち着きそうだったら、軽視していいだろう。 惜しいかな、その時、鞍上に的場JKはいない。 "馬七分、人三分"。 乗馬から生まれたというこの言葉を、時折競馬界でも耳にする。 ダイタクリーヴァが勝ちを逃したのは勝負のアヤだろう。 信じられないという表情で横を見たアンカツの仕草が全てを物語る。 ファンの見立てどおり、今日の所は馬六分、人四分くらい。 だが来年の春までには馬七分といわず、馬八分くらいになっていて欲しい。 マイルで主役を張れるだけのモノは持っている。 "後の祭り"。 12番人気で3着に来たメイショウオウドウの馬券を、"買っていれば・・・"と嘆いてももう 遅い。 複勝は1120円、勝ち馬とのワイドは19040円。 人気のダイタクリーヴァが相手でも4180円の好配当。 春には産経大阪杯を完勝した馬も、宝塚・秋天と凡走した結果、この評価に。 気性に難がある馬だけにスローだと厳しいが、ハイペースのマイル〜中距離ならGTでも 好走可能という事を証明。 折り合えばオペラオーを脅かすくらいのポテンシャルはあると思うがいかがだろうか? "勝負は時の運"。 先行した馬の中でただ1頭掲示板に載ったダイタクヤマトは、間違いなく一番強い競馬を したが、勝ち切れなかったのは後方待機勢有利の流れに泣かされた部分が大きい。 スプリンターズSの逃げ切りをフロック視されるも、スワンSでは59キロを背負って堂々の 逃げ切り。 そして今回は距離不安も囁かれたものの、速い流れを5番手で追走して一旦先頭、4着 に踏ん張って見せた。 父譲りのタフさにも敬服。 来年も頑張って欲しい。 "一期一会"。 競馬にやり直しは利かず、その時の結果こそが全て。 エイシンプレストンは出遅れ気味で後方から行くのかと思えば、道中は内を徐々に 上がっていって4コーナー6番手。 この流れでそんな競馬して直線止まらなかったら化け物級。 "あまり後ろで競馬をしないように"という北橋師からの指示があったからということらしい のだが、それにしたって4コーナー6番手ってのは・・・。 福永JKには悔やんでも悔やみきれない負けだろう。 エイシンプレストンの能力はこんなものではないはず。 血統からもう少し長いところもこなせると考えられるし、こちらも来年以降に期待。 6着に来たマイネルマックスは佐藤哲JKのコメントの通り、"この馬の限界の時計で 走っている"。 1分32秒台の決着では致し方なし。 キングヘイローは高松宮記念の時のように後方一気の競馬を密かに期待したのだが・・・。 あの枠で先行した上にこの流れ、この馬の気性を考えても後ろから行って欲しかった。 どこか消化不良のままの引退という印象が強い。 3歳時からの息の長い活躍は賞賛に値するだけに、なおさらだ。 ブラックホークは大外枠に入った時点でアウト。 おまけにこの速い流れではもうたまらない。 GVならともかく、GTのマイルは明らかに長い。 この馬もこれで引退だが、故障に泣いた馬だった。 日本にヌレイエフ系が根付くかどうかは、ハートレイク亡き今この馬にかかってくる。 エイシンルバーンはこの流れについていくのがやっと。 それ以前にGTでは役不足だろう。 ダイワカーリアンは4コーナー先頭が理想だったのだろうが、この流れでは自滅行為。 この馬には時計も速かっただろうが。 シンボリインディは気の悪さがモロに出た。 今思えばスプリンターズSを使ったのが余計だった。 所詮、結果論だが。 アンブラスモアは昨年に比べれば力が落ちている感じ。 流れも速すぎたが。 ビーチフラッグは論外。 道中完全に置かれていたし、バテたアンブラスモアも交わせないようではどうしようもない。 ヤマカツスズランはハイペースを作って息を入れられず沈む。 ダイワカーリアンが早めに来たから仕方なかったかもしれないが、この流れで踏ん張れる のはキョウエイマーチくらいしかいない。 ジョービッグバンは休み明けでこのハイペースじゃムリ。 スローの中距離が向くのは春の実績からも明らか。 ビッグサンデー、ミッドナイトベットはもうムリだろう。 ピークを過ぎた感じ。 スギノハヤカゼはセントウルSで力を出し切ったのかな・・・。 全盛期にはスプリンターズS2着、スワンSレコード勝ちとブラックホーク級の能力を見せて いただけに、GT勝ちがないのが残念。 東のオープンではトロットスターがコースレコードにコンマ7秒の好タイムで圧勝。 賞金・実績不足でマイルCS除外となってしまった同馬だが、もしここに出ていたら・・・と 思ってしまう、それほど強い勝ち方だった。 レベルの低さや除外制度の問題など、色々な問題が浮き彫りになった今年の短距離戦線。 まさにその総括とも言える結果に終わった今年のマイルCSだったが、同時に春の古馬 短距離路線での活躍馬が全て着外に沈み、4歳馬3頭が掲示板に載るという実に好対照 な結果も生んだ。 4歳勢の今後の成長いかんでは、来年はさらにハイレベルな戦いが見れそうだ、という 希望をもたせてくれたという点では、大いに評価できる。 最後に、筆者の最優秀短距離馬はダイタクヤマト。 今年の後半の活躍ぶりは素晴らしかったし、なによりも父・ダイタクヘリオスが90年に 後一歩のところで取り逃がしたこのタイトルを、ダイタクヤマトに与えたい。 "該当馬なし"という意見も多いだろうが、それではあまりにも寂しい。 (FUKUさん) |
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※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。 |