■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/

 第43回サンケイスポーツ杯阪神牝馬特別(G2)
 日曜阪神11R 芝1600m 4歳上オープン(混)(牝)(特指) 別定 雨 良
順位 馬名 騎手 タイム 調教
1 3 3 トゥザヴィクトリー 牝5 55.0 四位洋文 1:33.8 494 -4 AB
2 5 7 タイキダイヤ    牝5 55.0 的場 均 2.1/2 474 +8 B
3 6 9 ティコティコタック 牝4 53.0 武幸四郎 1.1/2 418 -2 B
4 6 10 ヤマカツスズラン  牝4 53.0 池添謙一 1.1/2 492 -4 AB ×
5 8 14 フサイチエアデール 牝5 57.0 デムーロ クビ 450 +2 B
6 1 1 ウメノファイバー  牝5 56.0 佐藤哲三 1 450 0 AB
7 8 13 コスモフライト   牝4 53.0 角田晃一 アタマ 432 +8 BC
8 3 4 プリモディーネ   牝5 55.0 福永祐一 クビ 506 -10 AB
9 2 2 シルクプリマドンナ 牝4 53.0 藤田伸二 クビ 424 -2 AB
10 5 8 スティンガー    牝5 56.0 武  豊 3.1/2 472 +8 C
11 4 5 エイシンルーデンス 牝5 55.0 野元昭嘉 1/2 466 +12
12 4 6 エイダイクイン   牝6 55.0 二本柳壮 1 420 +4 B
13 7 12 ヒシピナクル    牝5 55.0 松永幹夫 3/4 482 +4 BC
14 7 11 エリモセントラル  牝6 55.0 河内 洋 クビ 462 -2
ハロンタイム  12.7 - 10.9 - 11.5 - 11.7 - 11.8 - 11.5 - 11.5 - 12.2
上り  4F 47.0 - 3F 35.2
2コーナー  (*5,7)-(3,10)(2,13,14)9(4,11,12)(1,6)-8
3コーナー  5,7-(3,10)(2,14)(13,9)11(4,6,12)1-8
4コーナー  (*5,7,3)(2,10,14)(9,13)(1,6)(4,11)12,8
<払戻金>
単勝 03  430円 3番人気 ワイド 03-07  3180円 37番人気
複勝 03  170円 2番人気     03-09  1220円 13番人気
   07  950円 11番人気    07-09  7230円 66番人気
   09  470円 7番人気
枠連 3-5  960円 4番人気 馬連 03-07  13200円 40番人気
 レース短評
☆見事なメンバーが揃った。懐かしい顔ぶれも並んだ感じで個人的に凄く嬉しかった。
GT馬が勢揃いの中で勝ったのはトゥザビクトリー。素晴らしい勝ちっぷり。2着にタイキ
ダイヤ、以下ティコティコタック、ヤマカツスズラン、フサイチエアデールに。
 トゥザは抜群のスタート。外から速い馬が2頭いたがハナに拘る馬ではないので3番手
で十分。マイル戦にしては比較的遅い流れで進んだが掛かることなく手応えも十分。3角
過ぎの勝負所で一気に差を詰めて4角で持ったままの先頭。この時点で勝ち確定は誰も
が認めたはず。後続に影も踏ませぬ完勝はマイル適性の高さを存分に示したものである
といえる。終いもきっちり締めていたし、以前から言っていたがマイルの方が絶対良い。
 タイキダイヤが2着に粘った。珍しく行き脚ついて番手から。見た目よりも楽なペースで
位置取りは絶好。4角で勝ち馬に被せられる。ここで手応えが怪しくなるが、直線向いて
もう一伸び。スプリンターのイメージがあったがよく考えたら千八でも勝ち鞍があり、
重馬場でも勝ちがあった。しかし次はどうか。
 ティコティコタックが秋華賞馬の意地を見せて3着に食い込んだ。馬体回復に努めての
エリ女見送りだったのだろうが見た目に分かるマイナス体重。中団から揉まれずに進んで
内々を上手く立ち回ってロス無く進む。差しの集団がこぞって伸びあぐねる中唯一上位に
持ってきたのは自力強化の証かな。存外見た目が細くても走るタイプかもしれないが真偽
の程はもう少し様子見てから。
 ヤマカツスズランは宣言通り控えて4着。しかしきっちり折り合う。前走とは違いちゃんと
競馬になっていた。力の要る馬場になったのは歓迎だが如何せん決め手で見劣った。
ダートで一度見てみたい。血統的にね。
 フサイチエアデールは伸びあぐねて5着。差しタイプでもあるので大外は気にならな
かったはず。ただ体が繁殖を見据えているのか連闘を考えていたのかプラス体重に。
勝ちにくるなら絶対絞らなければならなかったはずでその時点で怪しい。何にしても引退
の決まった馬だけに仕上げが難しかったということだろう。よく稼いでくれました。
お疲れさま。
 ウメノファイバーは復調気配を感じさせた。府中でなら。
コスモフライトはちょっと消極的な競馬。良馬場の京都牝特で人気が無いようなら。
プリモディーネはまだまだこれから。十分復調の気配は見られた。能力が落ちたとは思え
ないのでそのうちに。。
 シルクは休ませた方がいい。
スティンガーは豊決め打ちで最後方から。しかし直線も追ってない。
喉鳴りの噂は本当だったのかも。
ヒシピナクルは終始脚を取られていたがここで無理ならどこに行っても無理。
休ませるか引退させるかの2択しかない。
(朧さん)
"牝馬の有馬記念""もう1つの女王決定戦"。
今年はひょっとしたら有馬記念よりもいいメンバーが集まったと言えるかもしれない。
近年にない好メンバーが顔を揃えた。

エイシンルーデンスがハナに立ち、2番手にタイキダイヤ。
3番手に人気の一角・トゥザヴィクトリー。
宣言通りに控えたヤマカツスズランが続き、シルクプリマドンナ・コスモフライトの4歳勢、
人気のフサイチエアデールと続いた。
ペースはやや落ちついて、4角で馬群が固まりさあ直線。
良馬場発表ながら、雨で濡れ気味の馬場の影響か、後続勢の追い上げもなかなか思う
ように行かない。
そうこうしているうちにバテたエイシンルーデンスを交わしてタイキダイヤ・さらにはトゥザ
ヴィクトリーが抜け出す。
外に出したフサイチエアデールは伸びあぐね、ティコティコタックに交わされたばかりか
粘るヤマカツスズランさえも捕まえられない。
久々スティンガーは道中最後方、さらに直線は内ラチにもたれっぱなしで名手武豊をもって
しても全く追えないという有様。
その10馬身以上前方で、トゥザヴィクトリーが後続に2馬身半の差をつけて悠々とゴール
板を駆け抜け、人気馬は見事なまでに明暗分かれる格好となった。
2着に道悪巧者・ブービー人気のタイキダイヤが粘り込み、3着にこれまた人気薄の
秋華賞馬・ティコティコタック。
4着に3歳チャンプ・ヤマカツスズランがなだれ込み、人気のフサイチエアデールが続いた。

府中牝馬Sの圧勝から見ても、マジメに走ればこれくらいやれて当たり前の
トゥザヴィクトリー。
エリザベス女王杯のように早めに被せられるとモロさが顔を出すが、マイルに戻った事も
手伝ってか、再び強い勝ち方を見せつけてくれた。
ただこういう圧勝のあとはマークがきつくなって当然で、毎回毎回事がうまく運ばないのが
競馬の常。
ポテンシャルは現役屈指と認めながらも、過信は禁物。

タイキダイヤはマイルでもやれるところは見せてくれた。
ただ、展開や馬場の助けがあったのもまた事実。
次も来るようなら本物だろうが・・・。
フェブラリーSに行く気はないのかな?
面白そうだが・・・。

ティコティコタックは細い身体でよくぞ3着まで差してきたな、という印象。
馬体が回復すればさらに凄いパフォーマンスを見せてくれる・・・事を願う。
小気味よく確実に末を伸ばしてくる様は見ていて気持ちがいい。

ヤマカツスズランは・・・やはり逃げ馬は逃げ馬ということかな?
決め手が鋭ければ逃げは打たないだろうし、かといって逃げ馬がタメて鋭い決め手が
生まれる事などごくまれ。
逃げ馬の直後を突っつくような競馬がベターかも。
ただ、マイルCSのような時計決着には対応できないだろう。
この馬も馬場に助けられた面があったと思う。

フサイチエアデールは・・・牝馬の難しさが出たかな?
タイキシャトルのラストランの時も思ったが、やはり引退が決まっていると故障が怖くて
メイチには仕上げられないようだ。
ハードに追ったからと言って完全に仕上がったかと言うと決してそうとは言えないときも
あるのだろう。
ついに名バイプレイヤーのままでの引退となったが、GT級の能力は疑い様のないもの
だった。
タフに走りつづけた名牝に、まずは"お疲れ様"と言ってあげたい。

ウメノファイバーはようやく復調気配。
東京新聞杯あたりで・・・と思ったらこちらも引退との事。
なんとも残念ではあるが、オークスのあの末脚は衝撃的なものがあった。
思えばあの時、今回の勝ち馬をハナ差切り捨てたのが彼女だったね。
京王杯SCで4着に来た時は"おっ!?"と思わせてくれたが、安田記念以降とうとう立て
直し切れなかった感じ。
不完全燃焼という印象が強いが、やはりこちらにも"お疲れ様"。

コスモフライトは良馬場でもう一度。
条件戦で古馬を蹴散らしてきたスター候補、ちょっと追っかけてみようかな。

プリモディーネはそこそこ絞れていたかな?
次辺り怖いかも。

シルクプリマドンナは使い過ぎ。
じっくり休ませてあげないと伸びなくなってしまいそう。
手遅れでない事を祈る。

スティンガーは休み明け・右回りでここまで酷いとは・・・。
京都牝特はそれでも勝っていたが・・・うーん。
次は府中を使うだろうし、狙える・・・かな?

エイダイクインはレース中に故障発生。
繋靭帯炎で能力喪失、引退が決まった。
エリザベス女王杯で上がり33.0の鬼脚を使った反動がモロに出たのだろう。
昨年春、復帰緒戦のダービー卿CTで惨敗したときは"もうダメかな"と思ったが、6歳まで
タフに頑張ってくれました。
エリザベス女王杯は本当に凄かった。ちょっと夢を見させてもらいました。
芦毛の名牝、本当に"お疲れ様"。

ヒシピナクルはこれ以上の上積みを望むのは酷。
マイルでもダメなら引退が一番かも。

ここを境に戦いの場を去るものをいれば、来年もまた戦いつづけるものもいる。
熱き牝馬たちの戦いは21世紀になっても変わることはないだろう。
(FUKUさん)
※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。