■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/

 第31回高松宮記念(G1)
 中京11R 芝1200m 4歳上オープン(国際)(指) 定量 小雨 良
順位 馬名 騎手 タイム 調教
1 6 12 トロットスター 牡5 57.0 蛯名正義 1:08.4 436 -10 B
2 7 13 ブラックホーク 牡7 57.0 横山典弘 1/2 530 -2 B
3 8 18 テネシーガール 牝4 55.0 山田和広 2 500 +6 AB
4 7 14 ダイワカーリアン 牡8 57.0 北村宏司 アタマ 508 -16 BC
5 4 7 メジロダーリング 牝5 55.0 武幸四郎 ハナ 488 +2 B
6 5 10 シンボリスウォード 牡6 57.0 岡部幸雄 1/2 500 -6 AB
7 6 11 キーゴールド 牡6 57.0 内田浩一 1.1/4 510 +4 AB
8 1 2 ダイタクヤマト 牡7 57.0 江田照男 3/4 488 0 BC
9 1 1 ナムラマイカ 牝4 55.0 村本善之 1/2 438 +4 C
10 2 3 タイキトレジャー 牡5 57.0 後藤浩輝 ハナ 468 +2 AB
11 3 6 ビーチフラッグ 牝4 55.0 酒井学 ハナ 442 0 BC
12 4 8 ゴールドティアラ 牝5 55.0 四位洋文 ハナ 460 +4 BC
13 8 16 ワシントンカラー 牡7 57.0 河内洋 ハナ 506 0 B
14 8 17 ビハインドザマスク 牝5 55.0 福永祐一 1.1/2 474 +14 B
15 2 4 ビーマイナカヤマ 牡7 57.0 鹿戸雄一 1.1/4 470 -16 C
16 7 15 ダンツキャスト 牡4 57.0 幸英明 1/2 508 -2 C
17 3 5 テンパイ 牡8 57.0 原田聖二 クビ 500 +4 BC
18 5 9 ユーワファルコン 牡4 57.0 柴田善臣 クビ 494 -16 B
ハロンタイム  11.8 - 10.5 - 11.2 - 11.2 - 11.9 - 11.8
上り  4F 46.1 - 3F 34.9
3コーナー  (*7,10)(1,18)(2,11)(14,13)(3,9,12,16,17)(5,15)(4,6,8)
4コーナー  (*7,10)(1,2,18)(11,14)13(3,12)(9,16,17)(5,4)(6,15)8
<払戻金>
単勝 12 290円 1番人気 ワイド 12-13 290円 1番人気
複勝 12 150円 2番人気     12-18 6540円 56番人気
   13 140円 1番人気    13-18 8890円 70番人気
   18 2190円 16番人気
枠連 6-7 530円 1番人気
馬連 12-13 590円 1番人気
 レース短評
☆不安説の流れていたトロットスターが4連勝でG1戴冠。追い比べで負けたブラック
ホークは惜しくも2着。3着に粘ったテネシーガール、4着にダイワカーリアン、5着には
メジロダーリングが入線。上位2頭が抜けたが正直レベルの低さは否めない。

 追い切り本数の少なさが物語る通りトロットスターはマイナス10k。腹も巻き上がり気味
で決して万全の状態とは言えない。レースに行っても後方5番手から。行きっぷりも
イマイチで3角手前から手が動く。反応は悪かったがそれなりに進出。前と後ろで馬群が
はっきりと別れたのが良かった。直線に進入するところで全くロスが無く外に出せる。後は
目一杯追うだけだが先に抜け出した2着馬を目標に一完歩ずつ詰め寄ると最後は決め手
の差を見せつけて半馬身差の勝利。なんとも言えない結果だがスプリント戦にしては思い
のほか遅いペースで流れた。そのため先行馬が粘る形となり馬群を捌くのに手間が
掛からなかったことで自分の競馬に持ち込めたことが一番の勝因と言ってよい。あとは
レベルの低さでしょう。まあそうは言ってもG1馬、素直に誉めてあげたい気持ちもある。
だがこの馬体で激走してしまったのは痛い。
昨春から一年間使い詰めだったので反動はあるだろうからどこに駒を進めるかは
分からないが次走では積極的に消したい。

 ブラックホークは骨量豊かな大型馬。なんとか絞って走れる状態には持ってきた。
スタートも良かったが速い馬にはついて行けない。これが良かった頃とは大違いで勝ち
きれない原因。7、8番手の中団やや外目を追走し、勝負処では先行馬を捕える範囲
まで押し上げると躊躇することなく大外に持ち出して早めに抜け出しを計るも最後は
勝ち馬の決め手に屈してしまった。年齢を考えれば良くやってる方だが一時期と比べると
パンチ力に欠ける。今日は外が伸びるトラックバイアスに助けられたが先行できなくなった
以上は千二では短く、マイルでは長い。おそらく千四がベストであり京王杯では買い、
安田では消し。
 激しくハナを争ったテネシーガールは抜群のスタートで外から4番手。おそらく大外だと
いうことで無理はしなかったのでしょう。33秒切るペースだとキツイかなとも思ったが馬場
のせいかダイタクが控えたせいか存外遅いペース。4角でも外からギリギリ良い所を
通って粘る粘る。最後はハナ差だけ出て3着。展開にも助けられて嬉しい上位入線
だろう。ただ3,4,5,6着あたりはどんぐりの背比べ。というかこのあたりが上位を賑わ
せているあたりがなんとも寂しい。
 ダイワカーリアンはここにきてやっと絞れてきた。この相手だとさすがに先行は出来ずに
ブラックホークを見る形で中団から。3,4コーナー中間で一気に進出して外目の良い馬場
から前にせまると粘って粘って最後は内を差す形に。好走の要因となるのは絞れて調子
が上がってきたのも良いが、前の馬達が粘って叩き合いになったのが良かったんだと思う。
 メジロダーリングは前走が大いに絞れていた。もともとあのくらいで好走していた馬で
前走は急激な馬体の変化が響いた感じ。
ということはここで好走する下地が出来ていたということ。張り切ってハナを切るとあとは
3,4着馬と同じような評価で良い。また言うがこの馬や4着馬が好走するようでは
スプリント路線はマジでヤバイ。
 ダイタクヤマトは馬体に関しては問題無いでしょう。ただこの馬は揉まれずに行ったほう
が良い競馬をしている。今日のように内で包まれてしかも目標になってはつらいものが
ある。本格化した今、左回りがどうのこうのいうのは論外だし強い事には変わりないが
条件付きと言う事でしょうか。ビハインドザマスクはいくらなんでも太り過ぎ。
ああいう使い方をすると走る馬でも走らなくなる。G1に出したい気持ちは分からないでも
ないが正直陣営に文句言いたい気分。ユーワファルコンは行けなかった時点でアウト。
ゴールドティアラに自信持っていた人はかなり恥ずかしいと思う。前走がメイチのここで
好走するはずが無い。
(朧さん)
 騎手コメント(有る分)
1着 トロットスター 蛯名正義騎手
「道中手応えが悪くて、まずいなと思った。だけど、外に出してからいつもの伸び脚を使って
くれた。中間順調さを欠いていたのに、よく走ってくれたよ」
中野栄治調教師
「向こう正面で手応えが悪そうだったが、蛯名(騎手)を信じていた。調教師としてはじめて
のGI制覇。パドックに送り出すまでが調教師の仕事と思っているが、騎手時代よりも
(レースを見ていて)ドキドキしたよ。この馬は1200mの馬とは思っていない。1600m
まではいけると思う」

2着 ブラックホーク 国枝栄調教師
「レースは完璧だったし、デキもよかった。去年よりもいいレースをしたけど、トロットスター
が強かった。参りました」

8着 ダイタクヤマト 江田照男騎手
「内枠からのレースがきつかった。道中スタミナを使ってしまった」
※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。