■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/

 第19回ニュージーランドトロフィー(G2)
 中山11R 芝・外1600m 3歳オープン(混)(牡・牝)(指) 定量 晴 良
順位 馬名 騎手 タイム 調教
1 2 3 キタサンチャンネル 牡3 56.0 高橋亮 1:35.7 472 0 BC
2 6 10 ネイティヴハート 牡3 56.0 菅原勲 クビ 468 -6 AB
3 2 2 エアヴァルジャン 牡3 56.0 蛯名正義 ハナ 450 0 AB
4 4 6 メジロキルデア 牡3 56.0 吉田豊 3/4 518 +6 BC
5 4 7 メイショウドウサン 牡3 56.0 安田康彦 クビ 464 +8 C
6 5 8 エイシンスペンサー 牡3 56.0 横山典弘 ハナ 474 +4 BC
7 3 5 スーパーウインザー 牡3 56.0 斉藤誠 1.1/4 522 -9
8 8 15 ヤングモンタナ 牡3 56.0 田中勝春 1 530 -6 BC
9 7 13 シンボリスナイパー 牡3 56.0 岡部幸雄 ハナ 452 -6 AB
10 1 1 マチカネイサリビ 牡3 56.0 北村宏司 クビ 444 -2 BC ×
11 3 4 ユーワレキシントン 牡3 56.0 中舘英二 1 482 -8 B
12 8 14 カチドキリュウ 牡3 56.0 後藤浩輝 2 452 -6 B
13 5 9 マイネルレガリア 牡3 56.0 宗像徹 1/2 464 -2 B
14 7 12 グラスエイコウオー 牡3 56.0 江田照男 クビ 468 -6 BC
6 11 ラモンターニャ 牡3 56.0 柴田善臣 出走取消
ハロンタイム  12.6 - 11.6 - 11.8 - 12.0 - 12.5 - 11.8 - 11.6 - 11.8
上り  4F 47.7 - 3F 35.2
2コーナー  (*3,4)(2,5,12,13,15)14,10(7,9)6-(1,8)
3コーナー  (*3,4)2,5(7,12,13)15(10,14)(6,9)(1,8)
4コーナー  3,4,2(7,5)13(6,12,15,14)(10,8,9)1
<払戻金>
単勝 03 810円 3番人気 ワイド 03-10 380円 2番人気
複勝 03 180円 3番人気     02-03 590円 3番人気
   10 120円 1番人気     02-10 350円 1番人気
   02 160円 2番人気
枠連 2-6 380円 1番人気 馬連 03-10 840円 2番人気
 レース短評
☆今年の3歳マイル路線のレベルの低さを改めて示すようなメンバー構成。
中央勢の1番人気が前走やっと500万を勝ったエアヴァルジャン。
(全体での)1番人気は朝日杯3着の公営盛岡所属・ネイティヴハート。
牡馬クラシックのレベルが高いにせよ、ここまでマイラー不作の年もそうそうはないだろう。
改めてアグネスゴールドの骨折が惜しまれる。

出走馬確定の時点では、ハイペース必至との大方の見解。
だが、快速ラモンターニャが裂蹄で出走取消、目算が狂い始める。
さらに、いざゲートが開いてみると、キタサンチャンネルの逃げに誰も競りかけない。
結果、1000m通過が60.5秒という、今の中山の馬場を考慮してもかなり遅いペースに
落ち着いてしまった。
こうなると、アーリントンCでダンツフレームを苦しめたキタサンチャンネルの粘り腰が
フルに生きる。
道中3番手から直線追いすがったエアヴァルジャンの追撃を封じ込んで、逃げ込みを図る。
大勢決したかと思った次の瞬間、4角11番手から半ば強引に馬群を割ったネイティヴ
ハートが飛んできた。
3頭ハナ面を合わせてのゴールも、クビ差凌いだキタサンC1着、写真判定の末2着
ネイティヴH、3着エアV。
以下メジロキルデア・メイショウドウサン・エイシンスペンサーと入った。

キタサンチャンネルはマイペースに持ち込めたのが一番の勝因。
エアヴァルジャンとの追い比べを制した勝負根性と二枚腰は見るべきものがある。
だが、アーリントンCもそうだったように、時計の掛かる馬場をマイペースで逃げての結果。
良くも悪くもヘクタープロテクター産駒、時計が速くなりそうな本番で人気してたら真っ先に
切りたい。道悪にでもなったら話はガラッと変わるんですけどね・・・。
それにしても、表彰台の北島○郎、嬉しそうだったなぁ(笑)。

ネイティヴハートはジョッキー自身も非を認めているように、騎乗ミスと言っていい。
斬れる末を活かしたい気持ちはよく判るが、単勝2倍を切る人気馬だった訳だし、
勝ちに行く競馬をして欲しかった。
まぁ仮にそういう競馬をしていたら、ここまで斬れる末脚は発揮できなかった
でしょうが・・・・。
脚を余したのは素人目にも明らかだが、本番の府中でこの脚が使えるとなると、悲願の
中央GT制覇は手の届くところにある。
速い時計への対応が若干不安も、少なくとも勝ち馬よりは安心して本番で買える。
今の中山で上がり34.6の脚が使えたことは、本番への大きなアドバンテージに
なったと思う。

エアヴァルジャンは相変わらず詰めが甘い。
出世が遅れた最大の要因がこれなのだろうが、今年の3歳マイル路線の物差し馬という
印象を受ける。
血統的にももう少し長いところでもやれそうな気がするのだが・・・。
重賞となると、現時点ではちょっと足りない感じ。

良血メジロキルデアが4着。
現時点では時計の掛かるマイルがベターということなのかな?
正直なところよく判らないのだが、奥手のマイラーと言う可能性、無きにしも非ず。

うまくいけば同父のベストタイアップ級に・・・育つかなぁ?(汗)

メイショウドウサンは明らかに展開不向き。
朝日杯のように前が速く上がりが掛かれば飛んできそうだが、末を活かせるパンパン
の良がベストでしょうね。

エイシンスペンサーは復調してきてるのかもしれませんが、ヘネシー産駒だけに大きな
上積みは望むべくも無いでしょうね。
カチドキリュウ・シンボリスナイパーはこの流れではお手上げ。
マチカネイサリビはここを勝てるくらいの素質はありそうだが、あの出遅れ癖を直さ
ない限り難しいですね。

本番に繋がる材料は皆無に等しいが、ネイティヴハートは久々であの脚が使えるのだ
から楽しみ。
怖いのは2走ボケとクロフネくらいだと思います(笑)。
(FUKUさん)
 騎手コメント(有る分)
1着 キタサンチャンネル 橋口弘次郎調教師
「アーリントンCの後からもうマイル路線を考えてここに目標を置いてやってきました。
今日は初めての輸送、環境の変化で馬が少しイライラしていた。マイルCではまた環境が
変わるのでその辺は心配。本番では1頭強いの(クロフネ)がいるし、手強いメンバーに
なるね。府中に行くと直線が長くなるし・・・。
本当は好位でのレースをさせたいんだけど・・・」

高橋亮騎手
「いいスタートで、枠順も良かったね。包まれるのはいやだったから、スタートも良かったし
そのまま行きました。道中もマイペース、いいレースができた。ただ、今日はパドックの時
からイライラしていた。本番でもその辺が・・・。」

2着 ネイティヴハート 菅原勲騎手
「休み明けということもあって、大事に乗りすぎたなあ。でもこれで(権利を取ったので)
今度は思い切っていきますよ。馬自体はいつもより落ち着いていてよかった。
馬体も思ったより減っていなかったしね。まあ、理想を言えば、もうひとまわり成長して
ほしいけどね」
※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。