■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/

 第61回桜花賞(G1)
 阪神11R 芝1600m 3歳オープン(牝)(指) 定量
順位 馬名 騎手 タイム 調教
1 4 8 テイエムオーシャン 牝3 55.0 本田優 1:34.4 A
2 7 13 ムーンライトタンゴ 牝3 55.0 四位洋文 B
3 6 12 ダイワルージュ 牝3 55.0 北村宏司 クビ B
4 8 16 ハッピーパス 牝3 55.0 岡部幸雄 ハナ B
5 2 3 マイネカプリース 牝3 55.0 安藤勝己 クビ B
6 1 1 オイスターチケット 牝3 55.0 秋山真一郎 クビ BC
7 7 15 サクセスストレイン 牝3 55.0 木幡初広 3/4 AB
8 4 7 テンザンデザート 牝3 55.0 和田竜二 ハナ AB
9 3 5 リワードアンセル 牝3 55.0 後藤浩輝 1/2 AB ×
10 3 6 リキセレナード 牝3 55.0 福永祐一 1.1/4 B
11 5 9 ネームヴァリュー 牝3 55.0 松永幹夫 BC
12 1 2 タケイチイチホース 牝3 55.0 佐藤哲三 1/2 B
13 7 14 ポイントフラッグ 牝3 55.0 武幸四郎 クビ C
14 6 11 フローラルグリーン 牝3 55.0 河内洋 1.1/4 BC
15 5 10 タシロスプリング 牝3 55.0 池添謙一 クビ B
16 8 17 ツァリーヌ 牝3 55.0 小池隆生 BC
17 2 4 フィールドサンデー 牝3 55.0 藤田伸二 ハナ B
18 8 18 ビッグエリザベス 牝3 55.0 村本善之 大差 B
ハロンタイム 12.4 - 11.3 - 11.7 - 12.3 - 11.8 - 11.4 - 11.4 - 12.1
上り  4F 46.7 - 3F 34.9
2コーナー 10(7,8)(3,11)(1,4,5,9,16)(6,12,18)(15,17)13-(2,14)
3コーナー 10(7,8)(3,11,9)(4,5,16,18)(1,6,12,15)(14,13,17)2
4コーナー (*10,8)(7,9)(3,18)(11,16)(1,6,4,5,15)(14,12)(2,13)17

単勝: 08 130円
複勝: 08 100円 13 290円 12 130円
枠連: 4-7 460円
馬連: 08-13 1,080円

ワイド: 08-13 590円 08-12 220円 12-13 830円
 レース短評
☆週頭の雨予報は何処へやら、桜の散り際にギリギリ間に合った桜花賞。
牝馬相手なら圧勝のオンパレード、驚異の2段ロケット娘・テイエムオーシャンが1.3倍の
圧倒的1番人気。
やや離れて関東期待の星・ここまで完全連対中のダイワルージュ。
以下、堅実さまで姉ソックリのハッピーパス、穴人気し過ぎの感のムーンライトタンゴ
と続いた。

発走直前にダイワルージュがかなりゲート入りを嫌ったものの、全馬無事に収まって
スタート。
ポイントフラッグがややアオったが、他はほぼ揃った。
テイエムオーシャンが一瞬行くかと思ったが、内からテンザンデザートが持ち前のテンの
速さを活かして先行。
さらに外から意外や意外、タシロスプリングがハナに立つ。
その後ろ、テイエムオーシャン落ち着いたかに見えたが、外のフローラルグリーンが
突っかかってきた。
マズイ!と思ったら案の定、引っ掛かり気味に前へ。
しかし本田騎手が何とかなだめて2番手に納まった。
4番手の内になんとマイネカプリース、外を通ってフローラルグリーン。
最内通ってオイスターチケット、並んでフィールドサンデー、さらにはリワードアンセル。
並ぶようにしてフィールドサンデーとハッピーパス、この辺りギッシリと固まって800通過。
47秒半ば〜後半くらいでの通過は、例年稀に見るスローペース。
3角〜4角、先行集団のペースが一気に上がり、逃げるタシロスプリングをテイエム
オーシャンが捕まえて400を通過。
人気どころはいっせいに外に持ち出す。
テイエムオーシャン馬ナリのまま先頭、内でオイスターチケット・マイネカプリース頑張った!
テンザンデザートも踏ん張っているところ、外からハッピーパス、さらにその外
ダイワルージュ!
200を切った、テイエムオーシャンにようやく左ムチが1発、2発!
離された2番手争いは内にオイスターチケットとマイネカプリース、外ハッピーパス
とダイワルージュ!
テイエムオーシャン、リードは3馬身、もう間違いない!
2番手争いは4頭横一線・・・大外からオレンジの帽子が飛んできた!
しかしその遥か前方、テイエムオーシャン完勝!!
2着争いは若干外の3頭が体勢有利か。

スローペースも掛かりグセも問題外、3枚力が違うところを見せつけたテイエムオーシャン。
圧倒的なスピード能力と瞬発力(600〜200のラップが11.4−11.4!)だけ
を取れば、牝馬3冠間違い無しと断言できる。
だが、2400mを先頭で駆け抜けるには、行きたがる気性が最大のウィークポイント。
見方は人それぞれなのは百も承知だが、筆者は期待も込めて6:4で大丈夫と信じたい。
4割大丈夫じゃないってのは・・・過去のキョウエイマーチの例もあるからなぁ(汗)。

混戦の2着争いを制したムーンライトタンゴ。
スローで流れたお陰で、人気の要因になった前走で見せた斬れ味が最大限に活きた。
ダイワルージュらを外からまとめて差した内容は秀逸で、血統的にもオークスは大い
に期待が持てそう。
近年のようにスローの上がり勝負になりやすいオークスなら、逆転できる可能性は
十分でしょう。
ただ、妙に人気しそうなのがイヤなのだが(爆)。

ダイワルージュはゲート入り前の消耗が惜しまれる。
控える競馬は作戦通りだったらしいので、あの位置取りを責める気は毛頭無い。
しかし、スローで流れたために外外を追い上げさせられたのは大誤算だろう。
スパッと斬れる脚がないのはこの配合の宿命、とも言えるのだが・・・。
大舞台に弱い配合と、実際それに弱かった母親。
上がり勝負になりがちなオークス、人気するようなら疑ってかかる必要がありそう。


ハッピーパスは良くも悪くも姉そっくり。
スッと先行できるレースセンス、追ってからの味が今ひとつなど、若い頃のシンコウ
ラブリイそのまんま(爆)。
これからもっともっと良くなりそうな印象があるだけに(姉もそうだったしね)、秋以降に
期待してみたい。
オークスもどうかな・・・昨年のレディミューズをちょっと大きくした感じに映るし(現状では)。

マイネカプリースは前が残る内を掬ったのと、スローで先行させたアンカツの腕に尽きる。
もうちょっとで2着もあったのだが、よく頑張りました。
大健闘。

オイスターチケットも内々を上手く立ち回ったのが好走(?)要因。
次にまたGTに出てくるのなら当然いらないでしょう。

サクセスストレインはこの馬なりに伸びてきた。
斬れる脚がないだけにこの流れでは辛かった。
それでも2着馬との差は僅か0.2秒。
血統的にもむしろオークスは向くのではないだろうか?
重賞勝ちのある府中コース、息の長い末脚を存分に活かせれば・・・。
人気落とすようなら喜んで買ってみたい、個人的には。

テンザンデザートは控えたのが吉。
この馬場にも助けられてよく頑張っている。
短距離ならかなりやれそうだ。
あくまでこの春までなら・・・ですが。

リワードアンセルは身体減り過ぎ。
それでも2着から0.3秒差なら上々の内容。
地力の一端を垣間見せてくれた。
こちらも人気薄なら喜んでオークスで狙ってみたい。
ただし、身体が戻れば・・・の限定付きだが。

リキセレナードは距離かな。
スローの流れも不向き。

ネームヴァリューは偽者だったんでしょう。
前有利の流れで踏ん張れなかったところを見ると、短いところで一度見てみたい気も
するが。

タケイチイチホースも流れ不向き。
ここまでスローになってしまってはどうしようもなかったですね。

ポイントフラッグは出遅れが全て。
前走がピークだった事も若干ありそうですが。

フローラルグリーンは調整不足でしょう。
阪神の急坂もフォーティナイナー産駒には辛かったんじゃないでしょうか?

タシロスプリングはまだ復調途上なのかな。
いずれにせよ、平坦短距離で見直してみたいですね。

ツァリーヌは何故芝を使うのかな?
クラシックに出したい気持ちは判るが、素人目にもダート向きに映ります。

フィールドサンデーはよく判らないですね。
使い過ぎが祟ってるような気もしますが、まぁ偽者だったんでしょう。
シンザン記念のレベルの低さを考えれば納得。

ビッグエリザベスはなんぼなんだって負け過ぎ。
故障してしまったのかな?
もうちょっと走ってもいい馬です。

天国にいる祖母と父に贈るGT圧勝劇。
テイエムオーシャンの強さが際立ったレースと言い切っていいでしょう。
(FUKUさん)
☆眩いばかりの桜の中を1頭の牝馬が駆け抜けた。
評判に違わぬ強さで次元の違いをみせつけたテイエムオーシャンが1強と唄われた
桜戦線を制した。2着に鋭い末脚で突っ込んできたムーンライトタンゴ、3着に際どく
ダイワルージュ、4着にハッピーパスで5着には人気薄のマイネカプリース。
ちょっと強さが抜けているが、樫での逆転はありえるのか・・・

 テイエムオーシャンはプラス体重での出走。これは良かった。パドックでも存外落ち着き
が見られ、仕上がりに抜かりは無しといったところか。ゲート入りで一悶着ありちょっと
イライラしていたようだが抜群のスタートで好位を確保。予想外にペースが落ち着き2角で
行きたがるも手綱をグイと引っ張って抑えるとその後はきっちりと折り合う。
折り合いだけが敵だっただけにこうなってしまうともう死角という死角は無い。
コース変更も味方して4角では絶好の手応え。直線向いて追い出すとあとはもう引き離す
のみで3馬身差の圧勝劇。お見事。オークスに直行するようだがおそらく見方は2つに
分かれる。能力の違いで押し切ってしまうという意見と気性面から距離が持たないとの
2つ。私は後者だが今回はAコース使用が最も勝ち馬に有利に働いた。
勿論能力はかなり抜けているので上位争いは間違いないがマイルほどの差はないだろう
というのが私の意見です。
 ムーンライトタンゴは馬体戻して後方から。時計持ってるだけにペースが速くなりそうな
今回は益々末脚が生きるだろうと思っての待機策だろうが裏目。存外落ち着いたペース
になったがそれでも動こうとしない四位さんは何を考えて乗っていたのだろう。
直線勝負で激しい2着争いを制したが騎乗としてはヘタクソの部類に属するもの。
まあ典型的マイラーであってオークスで人気してくれるならそれもまた良しとしよう。
 ゲートにてこずったダイワルージュ。骨量豊かでほんとに惚れてしまうような馬体。
パドック最高なだけにうるさいのがまた目についた。ゲート入りでも迷惑をかけてスタートも
タイミング合わずに後方から。これでペースが速くなればよいものの平均ペース。
慌てて外からいち早くまくりに掛かるがどうも不器用に外に膨れる。2着争いでクビ差
遅れたがこれは先に動いたものでそれを考えれば良く走っている。
状態は良かっただけに久しぶりの輸送が響いたのかも。前にも書いたが改めて
府中の方が適性があるだろうと、それに加えてこの内容だと距離は伸びた方が良さそう
な感じ。一旦差されて差し返したのもまた良し。オークスでは間違いなく勝ち負けに
なるでしょう。
 ハッピーパスは相変わらず気性がちょっと。外枠だということが終始響いた感じだが
上手くレースの流れには乗っていた。だがやはり気性面での成長が見られないと最後の
決め手に関わってくるので勝ち負けまでは厳しいかも。ただ一番成長しそうなのはこの馬
かもしれませんね。
 マイネカプリースは好スタートから掛かり捲くる形で前を伺い4、5番手のアグレッシブな
競馬。掛かったのが理由でしょうが結果的にはこれが良かった。下手に外に出せないから
グリーンベルトの恩恵を受けて4角の手応えイマイチも個人的には非常に楽しませて
くれたので良しとしましょう。
 テンザンデザートは早めにテイエムに来られて撃沈。まあ可愛がってもらえても距離が
長いでしょうね。距離短縮で。サクセスストレインはもたれ気味。府中に替わってどこまで。
リワードアンセルは減ってきた時点でおしまい。さらに小柄な馬がああも揉まれては
話にならない。フローラルグリーンは体調がイマイチだったのでしょう。河内がテイエムに
被せにいくという一瞬の見せ場を作ると共にあわよくば大本命馬を潰してしまおうかという
ベテランらしい演出。結局自滅だが。。ポイントフラッグはやはり前走がメイチだったの
だろう。タシロスプリングは距離長いし、まだまだ絞れる。フィールドサンデーなんて重賞
出てくること自体恥ずかしい馬。
(朧さん)
 騎手コメント(有る分)

1着 テイエムオーシャン 本田優騎手
「力通りに走ってくれた。折り合いがつくまで少し時間がかかったが、その後はスムーズ
な競馬ができた。最後の直線はいつも差をつめられるけど、今日は強いケイバができた。
まだ成長しているから、この後2つ、3つと勝っていきたい」

             西浦勝一調教師
「スムーズに流れに乗れた。プレッシャーもあったけど、よく勝ってくれた」

2着ムーンライトタンゴ 安田隆行調教師
「よく最後伸びてくれた。これだけ走れば、むねをはってオークスにいける。折り合いは
ついていたし、距離も問題ない」

3着ダイワルージュ   上原博之調教師
「ゲートでいつも通りじゃなかったね。でもケイバにはそれほど影響なかったと思う。
今日は後ろすぎたね。ペースも落ち着いていたし、最後はアレが精一杯」

            北村宏司騎手
「テイエムについていったら脚をなくすと思ったので、あの位置でケイバをしました。最後は
いい脚で伸びていたのですが、勝った馬とは瞬発力の差が出ました。
ゲート入りを戸惑ったのは関係ありません」
※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。