■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/

 第123回天皇賞(春)(G1)
 京都11R 芝・外3200m 4歳上オープン(牡・牝)(指) 定量 雨 良
順位 馬名 騎手 タイム 調教
1 1 1 テイエムオペラオー 牡5 58.0 和田竜二 3:16.2 478 +2 AB
2 5 5 メイショウドトウ 牡5 58.0 安田康彦 1/2 514 +2 B
3 8 12 ナリタトップロード 牡5 58.0 渡辺薫彦 1/2 488 +2 AB
4 3 3 マックロウ 牡4 58.0 安藤勝己 1.1/2 468 0 B
5 8 11 アドマイヤボス 牡4 58.0 後藤浩輝 1/2 484 -4 AB
6 6 7 メジロランバート 牡6 58.0 柴田善臣 1/2 454 -12 AB
7 6 8 イブキガバメント 牡5 58.0 小牧太 3.1/2 484 -2 BC
8 7 10 エアシャカール 牡4 58.0 蛯名正義 3 508 +2 B
9 4 4 エリモブライアン 牡4 58.0 藤田伸二 2.1/2 484 -6 AB
10 2 2 サンエムエックス 牡5 58.0 松永幹夫 5 498 -2 BC
11 7 9 タガジョーノーブル 牡7 58.0 福永祐一 クビ 482 -8 BC
12 5 6 セイウンスカイ 牡6 58.0 横山典弘 大差 494 +14 BC
ハロンタイム  12.5 - 11.8 - 10.9 - 11.1 - 12.0 - 12.1 - 12.0 - 13.8 -
        12.7 - 13.6 - 12.9 - 12.5 - 12.4 - 11.7 - 11.9 - 12.3
上り  4F 48.3 - 3F 35.9
1コーナー  9,6-2=7(12,8)1(5,10)11,3,4
2コーナー  (6,*9)-2=7,12,8,1(5,10)(3,11)4
3コーナー(2周目)  9,2-7,12,8,1,10,5(6,11)3,4
4コーナー(2周目)  7,12,2(1,8)(9,5,10)11,3,4=6
<払戻金>
単勝 01 200円 1番人気 ワイド 01-05 230円 2番人気
複勝 01 110円 1番人気     01-12 190円 1番人気
   05 140円 3番人気     05-12 310円 4番人気
   12 120円 2番人気
枠連 1-5 460円 2番人気 馬連 01-05 500円 2番人気
 レース短評
☆降りしきる雨の中オペラオーが天皇賞3連覇。またしても悔しい2着はメイショウドトウ。
ナリタトップロードは惜しくも3着で追い込んだマックロウ、アドマイヤボスと続いた。

 超超超好スタートのオペラオーはいくらか馬体戻してかろうじて走れる体。
でも調教見ても分かるとおリ状態自体は悪くない。一度叩いた効果が出たのだろう。
その好スタートも一旦下げて集団の内目。一週目のスタンド前でナリタを前に行かせて
きっちりあとをついていく。3角過ぎて手応え悪し。
これは歳とってズブくなったともとれるが。それでも気合いの鞭が3発入るとすっと
上がって行き、直線向いたらもう射程圏内。追い出してから力の要る馬場だった事も
あって一完歩ずつ差を詰めていき粘るナリタと詰め寄るドトウを振り切って見事な勝利。
雨の中、前が飛ばして上がりの掛かるタフなレースに。
時計も思ったよりは遅いがまずまずの時計。
レース前にも言ったがこの距離ではアドバンテージありすぎ。
勝つべくして勝ったといって良い。
 痛恨の出遅れはメイショウドトウ。戦前からオペラオーよりも前で競馬するといって
いただけに終了。どうせならオペラオーをマークするような競馬ではなくアグレッシブな
乗り方を見せて欲しかった。この距離で後ろから行ってオペラオーを交せると思っていた
ならどこまでもおめでたい。勝ちに行くとは口ばかりで全く中身の無い騎乗。
転厩と乗り替わりが勝つための近道。心をこめてフザけんなと言いたい。
 ナリタトップロードはデキがほんとに良いというのが伝わってくる。メイチの仕上げは
ほんとらしい。出がイマイチはいつものこと。前が飛ばすが我関せずでマイペース。
今にして思えばこれが良くなかった。スタミナはありふれてる馬。むしろメジロランバートの
位置でああいう競馬をして欲しかった。その方がレース全体としても盛り上がったろうし、
勝ち目という点でもあったと思う。まあ雨が降ったのはこの馬が如何についていないかと
いうことを示すもの。乗り方が完璧だったという人もいるが去年とは時計が違うだけで
全く同じ展開で3着。昨年と違う乗り方してないし、やっぱりオペラオーと直接対戦すると
こんなもんか。もうG1は勝てないでしょうね。
 マックロウは良かった。何が良いって非常に上手い。さすが流れに乗るということを
知ってる騎手は違う。後方からの競馬となったわけだが単純に後方一気とか3角から
捲くるとかじゃないのが良い。馬群に突っ込んで捌くのはアンカツの得意技。内目を絶妙
に捌くが如何せんこの馬場。トニービン産駒にはきつかったかなあというのが印象。
ただこの馬は暮れの条件戦では見事な内差しを見せたし、先行して抜け出す競馬も
している。一度上手くいったからといって同じ乗り方でミスをした前走と京都記念での競馬
から判断して人気が無かったのだろうが脚質に幅がある馬は得てして距離にも融通が
利く。いかに条件戦を見ていない人が多いかということ。もっと勉強しなさい。
 アドマイヤボスは−4k。これはちょっと。当然プラス体重で出てくると思ってただけに
残念。腹構えも薄いし・・・。一言、距離が長い。陣営の鞍上もそう思ってたはずで
そうでなければ前走のような乗り方をするはず。遅らせた仕掛けはそれを物語るはずで
あり、結果としては良かったかもしれないがこちらとしては距離が長そうなんてことは百も
承知。それを分かって買っているのだからもうちょっと誠意を見せて欲しかった。
距離短縮で。
 メジロランバートは見事に勝ちに行く競馬。
こういう乗り方を他の有力馬にしてほしかった。実力も十分出し切れてるし、
いうことないんじゃないでしょうか。イブキも距離長い。エアシャカールはプラスで
出てきた時点でおかしいでしょう。完全に太いしね。
前走プラス体重を「ちょっと太いですね〜」なんて言った解説者は
結果的に「戻った分でしたね♪」次にあからさまに太い体を見て「良いですよ〜」
終わってから「結果的には太かったですね」
なんじゃそりゃ?自分の言葉には責任持とう。エリモブライアンは折り合わなさすぎ。
藤田も狙いが見え見え。誉められた騎乗でないことは確か。
サンエムエックスはなんども言うけど中距離の先行馬。タガジョーノーブルはセイウンの
突っかけが予定外だった。前半あのラップで粘り込んだらおかしい。
そのセイウンは誰もがびっくりハナへ。それもスローで押し出されるなら
ともかくハイペースを自ら主張してハナへ。何を考えてるのか。またそれを見て喜んでる
観客もおかしい。そして2週目の下りで消滅にため息。
1年半振りの競馬でこの馬に一体何を求めていたというのだろう?
無事に回ってきて良かったという鞍上のセリフのこの上なくうそ臭かった。
でも故障無くて良かった。
(朧さん)
 騎手コメント(有る分)
1着 テイエムオペラオー
和田騎手
「レース前に考えていた展開のうちのひとつが現実になり、とても乗りやすかった。
パドックでまたがった時、馬の雰囲気が昨年のそれに戻っていた。それで3200mという
距離。自分が普通に乗れば結果はついてくると思って自信を持てた。これだけの馬
ですから状態さえ良ければ大丈夫ですよ」
岩元調教師
「前走後はずいぶん良くなっていたけど、多少不安はあった。しかしやはり強い。
まあ、これ以上を望むのはできないけど、次は宝塚記念。夏は休んで秋に向かいます」

2着 メイショウドトウ 安田康騎手
「ゲートさえもう少し早く出られたら……。おっつけても前に行けない。
外枠が欲しかったかな」

3着 ナリタトップロード
渡辺騎手
「早めの競馬は考えていた通り。悔しかったのは雨に降られたこと。
午前中も馬場はよくなかったけど、レース中のめっていた」
沖調教師
「雨が降ってきたのがな……。4コーナーの手応えはオペラオーよりこっちの方が
良かった。思った以上に馬場が悪かったということだろう」

4着 マックロウ 安藤勝騎手
「もう少し早めに動きたかったが、ごちゃついて動くに動けなかった。最後は伸びてくれた」

5着 アドマイヤボス 後藤騎手
「スムーズに競馬ができたんだけど、勝負どころの手応えは“らしさ”がなかった」

8着 エアシャカール 蛯名騎手
「3コーナーで速くなってから前の馬についていけなかった」
※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。