■JRAの重賞の結果です。予想に活用して下さい(^^)/

 第62回優駿牝馬(G1)
 東京11R 芝2400m 3歳オープン(牝)(指) 定量 晴 良
順位 馬名 騎手 タイム 調教
1 7 13 レディパステル 牝3 55.0 K.デザーモ 2:26.3 448 +4
2 1 1 ローズバド 牝3 55.0 横山典弘 クビ 412 +2
3 6 12 テイエムオーシャン 牝3 55.0 本田優 2.1/2 440 -4
4 3 6 サクセスストレイン 牝3 55.0 木幡初広 クビ 454 +12
5 6 11 オイワケヒカリ 牝3 55.0 小林淳一 ハナ 478 +10
6 4 7 ムーンライトタンゴ 牝3 55.0 四位洋文 1.1/2 420 +10
7 5 10 ハッピーパス 牝3 55.0 岡部幸雄 1/2 456 +10
8 8 18 アデレードシチー 牝3 55.0 藤田伸二 クビ 402 -6
9 7 15 ブライアンハニー 牝3 55.0 河内洋 3/4 474 +8
10 1 2 ネームヴァリュー 牝3 55.0 松永幹夫 ハナ 448 +4
11 2 4 ポイントフラッグ 牝3 55.0 須貝尚介 2.1/2 520 +12
12 8 16 アスクコマンダー 牝3 55.0 武幸四郎 1 476 0
13 4 8 ダイワルージュ 牝3 55.0 北村宏司 1/2 480 +2
14 3 5 オイスターチケット 牝3 55.0 秋山真一郎 1.1/2 450 0
15 7 14 モットヒカリヲ 牝3 55.0 後藤浩輝 2.1/2 444 -4
16 8 17 シェリルウーマン 牝3 55.0 田中勝春 1 456 +2
17 2 3 リキセレナード 牝3 55.0 福永祐一 1/2 444 +2
18 5 9 サマーキャンドル 牝3 55.0 柴田善臣 大差 466 -4
ハロンタイム  12.2 - 11.3 - 11.7 - 12.3 - 12.9 - 12.9 - 13.1 -
        12.7 - 12.1 - 12.3 - 11.2 - 11.6
上り  4F 47.2 - 3F 35.1
1コーナー  18,9,5,4(8,12)(6,11)(15,17)10,16(2,14)(1,7)(3,13)
2コーナー  18,9,5(4,8,12)(6,11,17)(10,15)(2,1,16)(13,7)14-3
3コーナー  18,9(5,12)(8,17)(4,11)(6,15,16)(10,13)(14,1,7)2,3
4コーナー  18,9(5,8)12(10,4,6,11)(13,1,15,17)(2,14,16)7,3
<払戻金>
単勝 13 1760円 5番人気 ワイド 01-13 1470円 16番人気
複勝 13 300円 5番人気     12-13 780円 5番人気
   01 210円 4番人気     01-12 510円 3番人気
   12 130円 1番人気
枠連 1-7 3450円 14番人気 馬連 01-13 4860円 18番人気
 レース短評
☆デザーモパワー炸裂といって良い。
ローズバド完勝という流れを見事に差し切ってレディパステルが優秀なタイムで戴冠。
バドは惜しくも2着、3着に人気のテイエムオーシャン、4着はサクセスストレイン、
5着はオイワケヒカリ。

 良い馬体。一段と引き締まった感がある。しかし見事に出遅れて2馬身ほど遅れた
最後方。まあ流れは存外速く、一団の団子状態だったのでそれほど影響せず。
千通過くらいでラチ沿いを突っ込んで上がって行き3角過ぎでも窮屈な感じでモタモタ。
4角ではちょっと厳しいかなとも思える位置。それでも直線向くと強引とも思える
手綱さばきで外目に出す。それでもまだ前が詰まり気味。
そこで隙間を見つけると激しく突っ込んで行く。伸び切ったところが2着馬との叩き合いの
舞台。あとは腕っ節の強さでクビ差捕えたところがゴール板。
改めてこの馬に二四は長いとの印象を受けた。前走は馬体の仕上がり途上。
今回はデザーモのエスコートが騒がれているが特筆すべきは非常に素直に鞍上の
アクションに応えるこの馬の気性。今回はそちらを誉めてあげたい。

 ローズバドは輸送クリアでプラス2k。後方からという競馬は毎度の事で、横山典弘なら
当然大外回して3着だろうと踏んでいたが悔しいかな最高の騎乗。
これがあるからこの騎手は一概に馬鹿にはできない。それよりも驚いたのはこの馬の
根性。最内で一旦下げて大外一気。あの体ではこの競馬しかできないと思っていた
のだが終始内々で揉まれる形。さらに直線向くと早めに馬群を捌いて早々と先頭に。
しかも最後まで勢い衰えず。ほんとに見事な勝ちっぷりかと思われたところへ外から
強襲をくらう。結果的には仕掛けが早かったとも思えるがこの馬も最後まで伸びており
何ら責めるところは無い。もう一度やれば勝てる。

 テイエムオーシャンは何度見ても体重以上に体を大きく見せるのが良いところ。
スタート決めて微妙に1角で被せられそうになったが何とかクリアして外から5番手。
相変わらず掛かり気味。
が、すぐに折り合ったのは懸命の調教効果があらわれたかな。終始外からの競馬だった
が直線向いても坂下まで追い出し我慢。これが良くなかった。
マイルでは圧倒的に抜けているがこの距離では追い比べでは分が悪い。
切れる馬達との決め手比べに最後は屈したがまあ仕方ない。直線微妙に不利があったし
それでも差し返してきているのにはそれほど距離不安というのは感じなかった。
むしろ乗り方に不満があり、あれだけ吹いてた本田はかなり恥ずかしい。
言い訳が楽しみだ。

 サクセスストレインは意外と先行策を選択。テイエムマークの展開。特別距離の不安の
無い馬だし、枠を考えるとこれは正解かな。終始手応えも良く、4角では絶好の手応えに
展開。これは勝てると鞍上は思ったはずで手の動きもかなり激しい。
ラチ沿いを一瞬伸びてきたが最後は脚が上がってしまった。距離もちょっと長かったかも
しれないし、決め手比べに見劣ったといってよいだろう。

 プラス10kもむしろOKとさえ思わせる良い仕上がりだったのがオイワケヒカリ。
こちらも完全にテイエムをマークし、仕掛けてからも見事についていく。ただ完全に相手を
間違えた感は否めず、一時期の和田竜二を見てるような気がした。スタミナには十分の
ものがあるのは分かっていた事なんだから早めに外に出して粘り込みを計っていれば
結果は違ったはず。というかそういう競馬をするっていってたじゃないか。
騎手でこれほど負けた可哀相な馬は菊のオペラオー以来。乗り替われ。

 ムーンライトタンゴはやりすぎ。桜花賞の2着を完全に馬の力だと思ってしまった
騎手のミス。後方3番手で直線のみの競馬ならこの結果は想像に難くない筈。
このあたりが四位が一流になれない原因かな。

アデレードシチーは時計の掛かる馬場で。しかも距離短縮なら尚更。
ハッピーパスは距離長いって。ダイワルージュは一瞬伸びてきそうだったけれど
ぶつけられてやめちゃった。まあ二千くらいまでなら好勝負可能でしょうね。
(朧さん)
 騎手コメント(有る分)
1着 レディパステル デザーモ騎手
「まずは信じられない気持ちで一杯。前走(フローラS)は掛かり気味で行きたがって
いたのだが、今回は馬の後ろにいたことでリラックスして走ることができた。
直線では後ろの方の位置だったが、馬の反応も鋭かったし、坂を登ったあたりから届く
という確信があった。ただうれしいとしかいいようがないですね」

田中清隆調教師
「デキに関しては非常によかった。理想としてはテイエムオーシャンの後ろが
よかったけど、スタートが悪く結局後方からの競馬になってしまった。
だけど最初の1000mが60秒ちょっとと早かったので、これならいけると思った。
直線坂下ではヒヤヒヤしたけど、騎手がうまくさばいてくれた」

3着(1番人気) テイエムオーシャン 本田優騎手
「1コーナーではいい感じで走っていたんだけれど、向こう正面に入って力んで走って
しまった。直線でも前が開いて2着の馬(ローズバド)に先に動かれて、出し抜けを
食らうような形になってしまった。その時に馬が首を横に向けてしまった。
その差が最後に出たのかも」

4着 サクセスストレイン 木幡初広騎手
「流れがいくらか遅かったかなあ。もう少し平均的に流れてくれればいいところが
あったかもしれない。コーナーリングはスムーズだったよ」

7着 ハッピーパス 岡部幸雄騎手
「マイペースでそれなりに走ったんじゃないかな。初めての距離なんだし、頑張ったよ」

8着 アデレードシチー 藤田伸二騎手
「大外だった分、不利があったかもしれない。体が減っていたのも(−6キロ)響いたかも
しれない。2勝馬だし、よく頑張ったよ」
※調教は、森さん調教評価 印は竜神の予想 となっています。