あれは確か380年か390年ぐらいの頃。
「もう優勝できないんじゃないかなぁ」という漠然とした思いと
プライベートのあれやこれやがあって、RBOを辞めようかなぁ、と
悩んでいました。

ところへ、某球団が身売りを表明。その流れに取り紛れて、
結局辞めることなく、かといってモチベーションが上がった
わけでもなく、だらだらとあてどない球団運営をしてきた
のでありました。ただその中でも、「せめてもう一回くらい、
ファイナル勝ちたいなぁ」という漠然とした、淡い思いがありました。

その風向きが変わったのが451年頃。忘れもしない五十嵐敦史の加入、
そして452年度のリーグ優勝。戦力も整ってきた、これは運がよければ
ファイナルに出られるかも？という甘い思いに、モチベーションが
少し回復しました。以後某球団の戦略を拝借、適宜いじりながら
「もう一度ファイナルを」の思いを糧に、運営を続けてきました。

それから60年以上が流れ、517年度にようやく、運よく、ファイナルへ
出場することができました。これでファイナルに勝てたら、もう
辞めてもいい。

その時、ふと思いました。もし、ファイナルで負けたら？
もう一度、ファイナルの舞台に戻ってくるだけの
チームを作り上げられるだろうか？

答えはNoでした。

とてもそこまでのモチベーションは保てそうにない。
ということは、このファイナルこそが、泣いても笑っても
「最後のファイナル」である。

そう心が定まって、ファイナル当日を迎えたのでした。

2013/9/3 19:24

2段落目のくだり、「かといってモチベーションが上がったわけでもなく」
というのは誤解を招くかもしれない表現でした。その前段の「身売りの
表明」云々とは何らつながりはなく、「なんとなく辞めそびれた」以上の
意味はありません。

RBOの517年度におきまして、
奈良スタッグスは、
225年度以来292年ぶり2回目の
ファイナル制覇を達成することが
できました。

ご声援を賜りました皆様には、
この場をお借りいたしまして
厚く御礼申し上げます。